民間放送とは

民放のあゆみ

 日本の放送は、主に広告収入を柱とする民間放送(民放)と、営利を目的とせず受信料を財源に運営される日本放送協会(NHK)の二元体制で成り立っています。放送には地上放送のラジオ・テレビのほか、衛星放送やケーブルテレビ放送があり、また、広告放送とNHK以外に、加入者からの視聴料で運営される有料放送もあります。

 

 いずれも、それぞれの特質を活かし、公共の福祉と健全な民主主義の維持・発展に努めています。

 

 かつてNHKに独占されていた放送は、第二次世界大戦後に民間に開放されました。1951年4月21日に日本初の民間放送としてラジオ16社が予備免許を受け、これを記念して4月21日を「民放の日」と定めています。その後、同年9月1日に中部日本放送(現CBCラジオ)と新日本放送(現毎日放送)がラジオ放送を開始し、2年後の1953年にはNHKに続いて、日本テレビ放送網が民放初のテレビ局として開局しました。以後、1950年代から60年代にかけて民放の中波ラジオ(AMラジオ)とテレビが全国各地で開局し、69年にFMラジオが加わり、ラジオ・テレビともに地上系の民放が全国に普及しました。

 

 地上テレビ放送は開局以来アナログ波で放送してきましたが、2003年12月に関東・中京・近畿の広域圏でデジタル放送を開始。アナログとデジタルのサイマル放送期間を経て、2012年3月末に全国でデジタル化が完了し、高画質・高音質でデータ放送などの双方向性を持ったデジタル放送の時代に入りました。

 

 また、テレビのデジタル化によって空いた周波数帯域の一部を使い、AMラジオ放送が、難聴対策や災害時の確実な情報発信を確保するためFM波を利用した補完中継局「ワイドFM」を各地で開局するとともに、2016年3月からはFMラジオ局が中心となってV-Lowマルチメディア放送(サービス名i-dio)を始めました。

 

 一方、衛星放送はNHKが1987年にアナログ方式で放送衛星(BS)による放送を始め、1990年には日本衛星放送(現WOWOW)が民放初の有料放送をスタート。いずれも2000年にデジタル方式の放送に移行し、さらに広告放送のBS民放も開局しました。通信衛星(CS)を使った衛星放送は1992年からサービスを始めています。

 

 こうした新たな放送サービスの登場も踏まえ、2011年の放送法改正では地上放送だけでなくBS放送、東経110度CS放送も「基幹放送」に位置付けられました。

 

 さらに、現行のハイビジョン放送の4倍の画素数を有する4K放送の実用化も始まり、2014年6月にCSで「チャンネル4K」、2015年12月にケーブルテレビで「ケーブル4K」がスタート。2016年にはBSで4K・8K試験放送、2018年には実用放送が始まる予定です。

 

 AMラジオから産声をあげた民放は、ラジオとテレビという区別だけでなく、広告放送と有料放送、地上波と衛星、さらにはマルチメディア放送へとさまざまな形に広がり、国民の生活に欠かせない重要なメディアとして成長を続けています。

 

 

「民放の日」について(キャンペーンページへ)

 

 

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