よりよい放送のために

放送の役割とは

 放送は、民主主義の精神にのっとり、放送の公共性を重んじ、法と秩序を守り、基本的人権を尊重し、国民の知る権利に応えて、言論・表現の自由を守る。

 放送は、いまや国民にとって最も身近なメディアであり、その社会的影響力はきわめて大きい。われわれは、このことを自覚し、放送が国民生活、とりわけ児童・青少年および家庭に与える影響を考慮して、新しい世代の育成に貢献するとともに、社会生活に役立つ情報と健全な娯楽を提供し、国民の生活を豊かにするようにつとめる。

 

 これは、1996年に日本民間放送連盟(民放連)と日本放送協会(NHK)が定めた「放送倫理基本綱領」の一節です。ここに放送局としての使命・役割が凝縮されています。

 

 放送メディアは、映像・音声でさまざまな情報をダイレクトに伝えることができるので、ほかのメディアに比べて、受け手に与えるインパクト(社会的影響力)が強いと言われています。また、放送局は、公共財である「電波」を利用して、番組・CMをご家庭に送り届けています。このため、放送メディアには、きわめて高い“公共性”が求められています。

 

 放送メディアは、番組・CMを通じて“情報”を送り届けることが活動の中心となりますので、憲法で保障された「表現の自由」を正しく行使することが求められています。これは、放送局が表現活動を行うための自由ということだけでなく、受け手側である、視聴者・国民の皆さまの「知る権利」に応えることも含んでいます。

 

 日々の出来事や事件・事故を報道したり、災害が発生した際に、情報をただちに広く伝達するといった取り組みがこれに当たります。また、ドラマやバラエティといった、健全な娯楽をお届けするということも、放送メディアのとても大事な仕事です。

 

 さらに、「表現の自由」を守り、かつ視聴者の皆さまから信頼してもらえるメディアであり続けるためには、放送内容について、放送局が自ら考え、自らを律していくことが求められています。

 

 「あの番組が役に立った」「あのCMを聞いて温かい気持ちになった」といった声をたくさんいただけるよう、民放全体で努力を続けていきます。

 

 

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