一般社団法人 日本民間放送連盟

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民放の新型コロナ対応 ~視聴者・リスナーに向けて

『民間放送』ニュース

 ここでは民放連の機関紙『民間放送』が取材したものを掲載しています。

 

 

びわ湖放送が授業動画を放送 小学1年生から中学3年生まで18番組届ける

 びわ湖放送(BBC)は5月19日から30日まで、「しが 子どもの『学びの場』TV」を編成します。自宅待機中の児童・生徒に向けて授業動画を放送。再放送も行います。
 小学1年生から中学3年生までの9学年でそれぞれ2教科ずつ、合計18番組を届けます。1番組10分で、例えば小学1年生は算数の10までのかず、小学4年生は国語の慣用句などを教えます。27日までは10・30―11・00に3本続けて編成。午後と28日以降は再放送で、合計36回の放送となります。
 先生の経験がある滋賀県教育委員会の方々が講師を務め、BBCのスタジオでプロジェクターなどを使って進めます。生徒とのキャッチボールができない中、ゆとりを持って進めるなど配慮しているそうです。
 番組は県教委の提供。ユーチューブで学習動画を配信していましたが、子どもたちの学びを保証する上で放送が有効と考え、BBCとも意見が一致し実現に至りました。BBCの福永正和総務編成局編成部長は「視聴者からも要望をいただく中、地元局としてようやくこれに応えられた。ぜひこの番組を見ていただき、学習に役立ててほしい」と話しています。

 

  

テレビ大阪が学習支援番組をサブチャンネルで放送 県教委と連携

 テレビ大阪(TVO)は大阪市教育委員会と連携し、5月18日から29日まで学習支援特別番組「おうちスクール大阪」をサブチャンネルで放送します。休校が続く市内の小学生から高校生を対象に、1コマ5~15分程度の“授業”を期間中の平日14・53―15・41に編成。小中学生は英語や算数・数学、生活など、高校生はこのほか国語、美術、体育なども扱います。
 市教委は4月20日から学習動画の配信を実施。ネット環境が未整備の家庭もある中、多くの子どもたちに番組を届けたいと市教委から打診し、TVOは社会貢献の一環としてこれに無償で協力することにしました。同社はサブチャンネルでプロ野球の阪神戦と「開運!なんでも鑑定団」のマルチ放送を実施しており、市教委から「サブチャンネルで放送できないか」との提案があったとのことです。番組は配信動画を放送尺に合わせて再編集。放送後はSNSなどでも反響が寄せられています。

 

 

山形市の臨時会見の配信で手話を挿入 テレビユー山形

 テレビユー山形(TUY)は4月28日に配信した新型コロナウイルス感染症に関する山形市の記者会見で、画面に手話通訳を挿入しました。県内の民放では初めてとのことです。
 TUYは3月31日、市や県の新型コロナウイルスに関する会見の配信を開始。4月5日からは同社の公式ユーチューブチャンネルでも届けています。山形市内で初の感染例が発表された4月9日の会見は再生数が約1万7500回となり、大きな関心が寄せられていました。
 こうした中、会見している本人の顔がマスクで隠れていることもあり、「手話を映してほしい」との要望が届き、社内で対応を協議。横井千代志編成局長が簡易的なスイッチャーを使った中継システムを自作し、4月28日の佐藤孝弘市長の臨時記者会見に手話撮影用のミニカメラと共に持ち込みました。
 横井局長は「放送ではどうしても切り取った映像になる。関心の高いものについては今後も積極的に配信していきたい」と話しています。

 

 

 

在京ラジオ5社 医療関係者との共同プロジェクト「#医療現場を応援」開始 10番組が参加

 TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、エフエム東京、J―WAVEの在京ラジオ5社は4月30日、医療関係者との共同プロジェクト「#医療現場を応援」を始めると発表しました。新型コロナウイルスと向き合う医療現場の支援につながる情報を発信。医師など当事者のリアルな声を通じて現場の実情を共有し、サポートにつなげるのが狙いです。
 都内の病院が加盟する一般社団法人東京都病院協会と連携します。医療スタッフの疲労が蓄積し、モチベーションの維持が課題となる中、「物質と精神の両面から現場を支えるプラットフォームとしてプロジェクトが立ち上がったことに感動した」(同協会)とのことです。
 生ワイドを中心に各局2番組ずつ、合計10番組が参加。同協会から提供可能な話題やそれに適した専門家を紹介し、番組がそれぞれの視点で取り上げています。5局で団結することでメッセージをより広く届けられるとの考えでまとまり、企画実現に至ったそうです。
 プロジェクトは事態が収束するまで何らかの形で継続する方向です。

 

 

ラジオ大阪 おうち時間に家族で「のんびりラジオ」を提案 親子で楽しめる曲のリクエストも

 小学校が臨時休校となる中、ラジオ大阪は3月下旬から「#こんな時こそのんびりラジオ」キャンペーンを展開しています。各番組でお子さんと楽しめるペーパークラフトや簡単に作れるおやつの紹介など、うちで楽しく過ごす知恵や工夫を提案。リスナーから「家にいる子どもと一緒にラジオを聴いている」とのメールが寄せられたことから始めました。
 また、お子さんに聴かせたい曲のリクエストも募り、3月30日―4月2日に月―木昼の「OBCグッドアフタヌーン!#ラジぐぅ」で、4月13日―17日に平日午前の「“新しいおとな”の朝に!ハッピー・プラス」でそれぞれ放送しました。「ハッピー・プラス」は普段、50代前後が懐かしいと感じる曲を中心に流していますが、期間中はリスナーが小さい頃に好きだった歌がエピソード付きで届いたそうです。また、子どもが幼稚園や小学校で歌っている曲も多数寄せられました。第3弾を4月27日から5月1日まで、平日午後の「Hit&Hit!」内でオンエアします。
 さらに5月4日―6日はこのキャンペーンの一環で「こんな時こそのんびりリクエスト」を前述の3番組で同時に展開します。

 

 

 

 長崎放送 「#まけんぞ長崎」で地元の企業・店舗を応援 アプリでクーポンも

 長崎放送(NBC)は4月10日から、SNSなどを使って企業・店舗を応援するキャンペーン「#まけんぞ長崎」を展開しています。NBCはツイッターやインスタグラム、フェイスブックでそれぞれ公式アカウント「@まけんぞ長崎」を用意。地元のレストランなどがSNSで「 #まけんぞ長崎」を付けて発信した情報をリツイートなどで拡散します。飲食店のテークアウトや手作りマスクの製造・販売などの情報を想定。いずれもNBCのスタッフが確認した上で、各店舗のアカウントによる情報を発信します。
 さらに店舗から掲載希望の申し込みのあった特典について「NBCアプリ」でクーポンを発行します。割引などのほか、「店主、渾身の笑顔」といった金銭の発生しない無料の特典も受け付けます。
 コロナ禍で打撃を受けている企業・店舗を地元の放送局として応援しなければという思いから開始。飲食店に限らず、さまざまな業種での共通のスローガンをと考え「#まけんぞ長崎」を掲げたそうです。
 15秒と30秒のテレビスポットで周知。夕方ワイド内でも説明しました。
 飲食店からは「感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございます」との声が届いたそうです。6月末まで展開する予定です。

 

 

 

FMノースウェーブ 北海道応援キャンペーン テークアウトの情報など紹介

 FMノースウェーブは4月11日から、「北海道応援キャンペーン」を展開中です。新型コロナウイルス感染拡大防止で外出控えが続く中、前を向いて進む地元の企業や個人経営店を応援しようとの思いから始めました。テークアウトや宅配商品、在庫処分といった情報をウェブ上で受け付け、番組で紹介しています。
 情報発信するのは、月―木放送の「L 2nd」(9・00-11・55)、「GOGO RADIO」(12・00―

15・30)と土曜の「ステドラ!~STATION DRIVE SATURDAY」(12・00―17・00)。「L 2nd」は月・水11時台、「GOGO RADIO」は13時台の各コーナーに、エントリーした経営者や運営者が電話で生出演し、DJとクロストーク。「ステドラ!」ではテークアウトした商品をDJが試食しながら情報を伝えます。
 4月23日現在で25件がエントリー。これまで宅配弁当や海鮮丼、スープカレー、ラーメンなどの店の情報を紹介しました。その内容はキャンペーンのサイトにもアップしています。ある店では、番組を聴いたというリスナーのテークアウトが放送当日だけで5件あったそうです。また、リスナーから、懇意にしている店をぜひ紹介したいとの問い合わせも寄せられています。

 

 

九州朝日放送 ラジオで話そう1000人キャンペーン リスナーからの情報やアイデア共有

 九州朝日放送(KBC)は4月13日から、リスナーとパーソナリティが直接会話する「ラジオで話そう1000人キャンペーン~今、どうですか?」を始めています。
 4月7日に福岡県に緊急事態宣言が発令され、自粛疲れで暗くなりがちな今だからこそ、リスナーからの情報やアイデアを共有し、終息後の明るい社会に向けて前向きになってもらおうと企画。リスナーの生の声=一次情報を発信することにラジオの価値や役割があると考えました。
 11の生ワイド番組を中心に電話で話したいリスナーを募集。テレビでもスポットCMで告知しています。番組では「今、どうですか?」を切り口に、現状などを聞いています。歌手の氷川きよしさんやプロ野球中継「ホークスナイター」の解説者らにも話を伺います。
 「リスナーの皆さんの反応を見ると、置かれた状況は違ってもみんなで乗り切ろうというパワーを感じます。パーソナリティもリスナーと話した後の表情が全く違うんです」――キャンペーン参加番組「川上政行 今日もしゃべりずき!」(月―金、9・30―12・35)のプロデューサーはこう話します。出演した飲食店にリスナーが足を運んだという反響もあったそうです。
 多くの人の声を届けたいと1000人の登場を目指し、緊急事態宣言の発令期間中はキャンペーンを続ける予定です。

 

 

 

J―WAVE 飲食店などが実施中のサービスを放送やウェブで発信

 J―WAVEは4月20日から「TEAM J-WAVE ACTION FOR TOMORROW」を展開中です。緊急事態宣言の発令で事業を続けることが困難な中、飲食店や個人商店などが実施中のサービスを放送やウェブなどで発信し、応援しようというものです。
 J―WAVEの放送が流れているオフィスやショップのコミュニティ「TEAM J-WAVE」の加入者からウェブサイトを通じ、「テークアウトのお弁当を開始」「オンラインのレッスンを実施中」など、新たに始めた取り組みを募集。アピールしたい点をテキストと25秒以内のボイスメモで送ってもらいます。あわせて、「TEAM J-WAVE」への新規加入も呼びかけています。
 寄せられたメッセージは平日のワイド番組を中心に紹介。4月27日時点で、約100件が寄せられたそうです。また、参加店舗の情報を掲載する特設サイトも立ち上げます。
 5月5日には特番「J-WAVE HOLIDAY SPECIAL CHEERS FOR ALL」(9・00―20・55)を放送。本企画に参加したお店へのリポートを盛り込む予定です 
 「TEAM J-WAVE」は2017年にスタート。既存のコミュニティサイトでは1100件超のお店を紹介しています。

 

 

 

 

テレビ埼玉 知事らが感染予防呼びかけるメッセージ 字幕・手話も付与

 新型コロナウイルスへの冷静な行動と正しい感染予防を呼びかけようと、テレビ埼玉ではメッセージ「みんなで予防×テレ玉」を放送しています。第1弾は3月9日から、CM枠やミニ枠で1日あたり5本程度をオンエア。長さは60秒で、2種類を制作しました。大野元裕埼玉県知事が「発熱や風邪症状がある時は、会社や学校を休むなど外出を控えて」と呼びかけ、サポートセンターを案内。金井忠男埼玉県医師会会長は「うつさない、うつらないこと」と訴え、手洗いの重要性を伝えました。また、両方をつないだ180秒の長尺バージョンも1日1回程度放送しました。
 さらに埼玉県への緊急事態宣言発出を受け、4月15日からは第2弾を放送。大野知事が不要不急の外出の自粛や感染拡大の防止を呼びかける内容で、30秒と60秒の2パターンがあります。聴覚障害者の方にもメッセージが届くよう手話通訳と字幕を付けました。同社によると、これらの放送に他局からの問い合わせや障害者団体からの反響があったそうです。
 緊急事態宣言の期間中は「みんなで予防×テレ玉」の放送を続ける方針で、状況の変化により第3弾の収録も検討するとのことです。

 

 

 

山口朝日放送 アナウンサーによる手洗い動画「Wash Your Hands」公開

 ジャニーズ事務所が公式ユーチューブチャンネルで展開し、各方面に広がっている手洗い動画「Wash Your Hands」。これに山口朝日放送(yab)のアナウンサーが挑戦し、4月18日から動画(1分45秒)をユーチューブの「yabチャンネル」で公開しています。
 井川弘宜アナ、田中亨アナ、楢﨑瑞アナ、具嶋柚月アナら9人が登場。曲に合わせて手洗いダンスを披露したほか、間奏部分では、泡をしっかり立てて洗うことが伝わるよう実際に手洗いも。さらに「自分たちで自分の身を守ろう」などのメッセージも送りました。
 yabは「みんなでがんばろうやまぐち」キャンペーンと題し、新型コロナウイルスに関する山口県内の最新情報を集め、ホームページなどで発信しています。手洗い動画はその一環で、県からも感染予防で手洗いの励行を進めたいとの依頼があり、楽しく広める方法を検討する中、ジャニーズの動画を知り同事務所に相談。楽曲の提供を受け実現に至りました。撮影の際、各アナウンサーは番組内で訴えている予防策をダンスなどで伝えることに大変意義を感じていたそうです。
 今後、自社制作番組などでも順次公開する予定です。

 

 

 

TOKYO MXが休校中の小学生に番組で“授業” 「朝の会」「帰りの会」で生活リズム

 TOKYO MXは4月15日から、小学生向け番組「TOKYO おはようスクール」を放送しています。
 月―金の8・30―9・00と14・56―14・58に編成し、学校で行う「朝の会」と「帰りの会」をイメージ。休校で乱れがちな子どもたちの生活リズムを整えてもらうことを狙っています。
 番組はMCを務める小林よしひささんのあいさつから始まり、新型コロナウイルス感染予防のための“3密”といったトピックや家庭でできる運動を紹介。国語・算数のミニ学習のコーナーもあります。先生役は都の教育庁職員や公立学校の教員の皆さん。「朝の会」でクイズを出題し、その答えを「帰りの会」で発表するしかけも。さらに番組内で都の教育委員会が開設した「学びの支援サイト」のQRコードを表示し、ウェブ上の教材による放送後の自宅学習も促しています。
 番組は都の教育委員会からの相談を受けて企画しました。SNSなどでも反響があり、保護者に同番組を推奨する学校も多いとのこと。また、ろう学校からの事前の問い合わせを踏まえ、ひらがな字幕も付与しました。
 放送は5月6日まで。番組は「エムキャス」で同時配信やVODを実施し、全国で見ることができます。

 

 

テレビ神奈川 動画教材をサブチャンネルで放送 24日からは「テレビホームルーム」も

 テレビ神奈川(tvk)は4月20日から、横浜市が作成した動画教材の放送を始めました。番組名は「テレビでLet's study」。サブチャンネルで月―金9・00―16・30と、土日9・30―14・00に編成します。放送は5月8日まで。
 小学1年生から中学3年生の全教科等を対象に、主に4月に予定していた学習内容を届けます。講師役は同市の小中学校の教員ら約180人。1コマ10分程度で、土日には全学年向けの「読み聞かせ」の時間も。
 横浜市は4月8日から、休校が続く市内の学校の生徒向けにこの動画を配信していますが、県内の他の市町村の生徒やネット環境のない家庭でもテレビから見られるようにしたものです。
 放送時間が長く取れることからサブチャンネルで実施。視聴者からは、視聴方法への問い合わせが寄せられているそうです。
 また、4月24日からは、神奈川県教育委員会と連携し、「テレビホームルーム かながわの子どもたちへ」(全6回、8・00―8・30)を放送します。教室を模したセットから番組を進行。毎回県内の小中学校など5~6校の先生からのメッセージ動画を紹介します。休校中の過ごし方や新入生へ学校生活などを伝える予定です。

 

 

熊本のテレビ局が揃って学習支援番組 小中学校の教科を各局で分担

  熊本放送(RKK)、テレビ熊本(TKU)、熊本県民テレビ(KKT)、熊本朝日放送(KAB)の熊本の民放テレビおよびNHKは4月20日から、学習支援特別テレビ番組「くまもっと まなびたいム」を始めました。各局で28日までの平日7日間編成し、RKKとNHKはメインチャンネル、それ以外の民放はサブチャンネルで放送します。
 RKK(10・25―10・54)が小学校低学年、TKU(15・50―16・50)が同中学年、KAB(15・45―16・40)が同高学年、KKT(15・50―16・50)が中学生を担当。1回の放送で各教科を10~15分程度教えます。例えばRKKは架空の「くまもと小学校」を舞台に教師と生徒役のRKKキャラクター「あるぽ」が学校のいろいろな場所などを紹介。KABは国語で詩の朗読や、ネイティブの先生を交えた英語の授業を届けました。なおNHKは「クマロク!」(18・10―18・59)内に5分のコーナーを設け、日替わりで対象を変えて美術などのプログラムを組みます。各演出は熊本市教育センターのカリキュラムを基に、各局のディレクターと担当する先生で固めていきました。
 熊本市から、ネット環境を使わずにテレビ授業ができないかとの相談があり、熊本の各局が揃うならばより良い取り組みになると、打診を受けてすぐに検討に入ったそうです。KABの和田有希編成部長は「地元局として何かできることがないかと日頃から考えていた。フットワークの軽いところを発揮できれば」と話しています。