表彰番組・事績
足立賞受賞履歴
【第1回足立賞】1962年
仙波哲(新潟放送)
・豪雪非常事態緊急放送の制作と実施
相川省吾(東北放送)
・タイミング・テープの考案および放送中継用に60MC帯の利用開拓
池田辰雄(日本テレビ放送網)
・映像補償器の研究開発
【第2回足立賞】1963年
木村久生(朝日放送)
・トランジスタ高圧安定化電源装置の開発
北小路矗・岩西浩(東京放送)
・高能率スポットライトの開発
南務(山陽放送)
・ラジオ・テレビ番組送り出し設備の自動化による経営合理化の一方式
【第3回足立賞】1964年
稲田植輝・木口正(東京放送)
・オリンピックコースで行われた毎日マラソンのテレビ中継(長距離連続移動撮影)
西川淳・堀井卓・植野道雄・大橋一郎(朝日放送)
・オートビデオコントロールの開発
【第4回足立賞】1965年
小野昭・宗雪成敏・加藤泰正・鬼頭定雄・池下源一郎・井上鉄郎・服部元・大矢隆・水野昇・山本浩(中部日本放送)
・小型テレビカメラの開発
下村洋(山陽放送)
・テレモニタ装置の開発および電話回線の準専用制度の試行促進
桐原久・大田幹雄・柳田誠一・二宮和嘉子(南日本放送)
・『テレビ視聴率の予測』『生活レベルの判定』その理論と実例-多次元解析による数量化理論の適用-についての研究
【第5回足立賞】1966年
民放五社調査連絡会議調査担当社グループ(代表)〔伊藤孝(北海道放送)、久保田了平(東京放送)、鈴木勇喜雄(中部日本放送)、栗栖修一(朝日放送)、牛島茂樹(RKB毎日放送)〕
・放送と大衆動向に関する五社共同調査
守部政喜・山崎又一・定塚寛(名古屋放送)
・プロジェクター自動化装置の開発
能村裕・永田秀次郎・矢津透・福井啓祐(日本テレビ放送網)
・輝度分離四管式カラー・カメラの開発
【第6回足立賞】1967年
柳瀬昇・北小路矗・高橋太一郎・宿谷礼一ほかスタッフ一同(東京放送)
・4元宇宙中継「いま世界は明ける」パリ・ロンドン・ニューヨーク・東京の放送に対して
有坂愛彦(文化放送)
・日本フィルハーモニー交響楽団ならびに文化放送音楽賞を通じて放送音楽文化の向上に尽くした10年間の業績に対して
吉本圭介・伊藤幹三郎・瀬尾克忠(朝日放送)
・「広告計画とラジオ」のシリーズ発行ならびにその集大成としての小冊子「12の誤解」の成果に対して
岡田重夫・高木博彦・池下源一郎・市川康平・小川武保(中部日本放送)
・テレビ番組制作用ワンタッチスイッチャーの開発
【第7回足立賞】1968年
鈴木一郎(東京放送)
・継続100号に達した『調査情報』の企画編集の功績に対して
伊藤豊・北小路矗・塩谷雄一・河島正明・三枝義孝・内藤宏(東京放送)
・カラーテレビ伝送系のシステム・デザイン
【第8回足立賞】1969年
家根敏明、中村修、木下功、高橋正雄、中山幹夫(文化放送)
・カー空間におけるラジオの効果-自動車とラジオに関する総合的調査-
加茂一栄、浜谷慧亀、沼田耕介、大類俊雄(北海道放送)
・マイクロサテライト方式の開発と実用化
【第9回足立賞】1970年
島地純・高橋正雄・家根敏明・鎌内啓子・上田浩・大村公夫・木下功・保坂広文・後藤辰之(文化放送)
・新宿メディアポリス演出のための研究と実践
中井保ほか“おまわりさん”グループ(朝日放送)
・日本万国博協賛事業ならびに放送企画「日本万国博に世界の交通警察官がやってくる」
田辺基二・坂井康朗・原節雄・平野秀樹(東京放送)
・ラジオセンターシステム
【第10回足立賞】1971年
真崎貞夫(毎日放送)・大江竜郎(朝日放送)・岡本一郎(関西テレビ放送)・芝村源喜ほか(読売テレビ放送)
・報道特別番組「幕ひらく日本万国博」および同「さようなら万国博」
川田一明(日本テレビ放送網)・片柳孝ほか17名(東京放送)
・鉄塔面共用のテレビ送信アンテナおよび給電システム
【第11回足立賞】1972年
狛林利男(朝日放送)
・「上方落語をきく会」を中心とする上方落語振興活動
須藤一夫ほか12名(読売テレビ放送)
・中型コンピュータを利用したTSS形式による販売・放送トータルシステムの開発
【第12回足立賞】1973年
吉本琢也ほか6名(東京放送)
・超小型可搬型カラーカメラの開発
松村由彦ほか8名(読売テレビ放送広告効果研究グループ)
・広告効果の社会心理学的研究
河内山重高ほか3名(山陽放送)
・カラー現像廃液処理装置の開発
設定の経緯
昭和36年4月、民間放送開始10周年を記念して、昭和26年連盟創立以来10期にわたり会長として、全民放の中心となり、また幾多の困難を切り開いて、その発展に尽力された功績に対して足立正氏に特別功労賞が贈られました。
この功労賞をもとにして、放送文化の向上に資するため「足立基金」(100万円)が設定され、永くその名を留めることになりました。
その後、35年ローマ・オリンピック取材費の残り115万円がこれに繰り入れられ、基金は215万円となりました。
この運営については「足立基金運営委員会」がもたれて協議の結果、「足立賞」として、第一線に活躍し秀れた業績をあげた個人またはグループにこれを贈り、民放全社内の志気昂揚に役立てることとしました。