よりよい放送のために
メディアリテラシー/平成25年度助成対象事業
メディアと上手に付き合おうプロジェクト
エフエム仙台
<共同で事業を実施する団体等:一般社団法人メディア・コミュニケーション教育振興協会>
宮城県内の高校生が制作・出演する自社番組「とび出せ高校生諸君」を発展させる形でワークショップを開催する。高校生にマスメディア、パーソナルメディアと付き合う上で重要な能力となるメディアリテラシーを身につけ、メディア社会を生きるための基礎を学んでもらう。また、参加する社員のメディアリテラシーへの意識の向上を促し、番組の質の向上につなげていくことも目的とする。
メディアリテラシーについて深く考えた企画であり、じっくりと企画会議を行おうとしている点が評価でき助成対象とした。
◆実施の概要 メディアリテラシー実施概要(エフエム仙台).pdf
アクション ラジオ
福井放送
<共同で事業を実施する団体等:なし>
中高生たちに、「ふるさとの音」をテーマに郷土の伝統産業などを取材して「音」の魅力や可能性を探りながら、若い感性と視点で企画から取材・編集・放送にいたるまでの一連のラジオ番組制作過程を体験してもらう。中高生たちと一緒に取材制作する放送局の参加者のメディアリテラシー意識向上も図る。
「ふるさとの音」というテーマの選定が良く、地味だがしっかりとした成果が期待できる活動であることから助成対象とした。
◆実施の概要 メディアリテラシー実施概要(福井放送).pdf
東海ラジオがやってくる!
東海ラジオ放送
<共同で事業を実施する団体等:愛知県・岐阜県・三重県の小中高等学校>
放送局スタッフが東海地方の小学校・中学校・高等学校を訪問し、ラジオ番組の制作方法、スタッフの役割を説明したのちに、子どもたちに番組制作を体験してもらう。道具などを使い、子どもたち自身の手で効果音を作ってもらい、その効果音を織り交ぜて、ラジオ番組またはラジオドラマを制作する。制作した番組は実際に放送し、後日制作時に感じたことと放送を聴いて感じたことの違いを検証する。
多数の子どもが参加する点、放送して検証までを行う企画の全体の流れなどを評価し、助成対象とした。
◆実施の概要 メディアリテラシー実施概要(東海ラジオ放送).pdf
「中継番組を作ってみよう!」~作ってみて初めてわかる『伝える』ということ~
中京テレビ放送
<共同で事業を実施する団体等:株式会社CTV MID ENJIN>
東海3県の中学校もしくは高校から各県1校ずつの生徒に「学校と地元の良さ」を伝える10~15分程度の中継番組を制作してもらい、「You Tube」もしくは「USTREAM」の中京テレビチャンネルで放送する。放送を見た感想を視聴者から募り、それをもとに放送局の制作スタッフと中高生が「番組を作ること」について話し合う。
中継体験は判断力、チームワークが要求され、緊張感があるので、放送の面白さと難しさの体験が期待できる。放送後に振り返りの場が用意されており、見た人の反響によって、何が伝わり、何が伝わらなかったかを検証できる点を評価した。
◆実施の概要 メディアリテラシー実施概要(中京テレビ放送).pdf
アジアん鹿児島ビデオジャーナル
南日本放送
<共同で事業を実施する団体等:鹿児島市>
平成24年に実施した、小学校を対象とした出前授業「ビデオジャーナリストになろう!」を発展させ実施する。鹿児島県在住のアジア各国の方々に、鹿児島をビデオジャーナリストとして母国語と日本語でレポートしてもらい、自社制作番組内で放送する。
異なる言語でレポートするという企画が良い。言葉の「違い」に着目することで浮かびあがるであろう新しい発見が期待できる。
◆実施の概要 メディアリテラシー実施概要(南日本放送).pdf
KTS夏休みテレビジャック2013
鹿児島テレビ放送
<共同で事業を実施する団体等:なし>
鹿児島県内の中高生10人程度に、設定したテーマに沿った3分程度の番組を、アドバイザーとして参加する研究者等の助言を聞きながら制作してもらう。制作した番組は、企画協議や取材、編集などの様子とともに自社の帯番組「ゆうテレ」内で放送し、参加した中高生も生出演して期間中の苦労や番組作りを終えての感想などを聞く。
活動実施後に活動成果の検証を行う点が評価でき、また、大学生がサポーターとして参加することで彼らの学びの場にもなる点にも注目し助成対象とした。
◆実施の概要 メディアリテラシー実施概要(鹿児島テレビ放送).pdf