一般社団法人 日本民間放送連盟

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よりよい放送のために

メディアリテラシー/2025年度助成対象事業

地方から発信する意味とは?
3つの表現方法で考える、実践型ワークショップ


北海道放送

 

大学生などが地域の魅力や課題を取材し、テレビ・ラジオ・ウェブに参加者が分かれて発信。終了後、媒体ごとの表現方法や地域メディアの役割を考える。活動の過程は番組と連動するほか動画配信も行い、より多くの人がリテラシーを考える契機とする。

 

〈選定理由〉

参加者がテレビ・ラジオ・ウェブの3媒体の特性を理解できることが評価された。ワークショップの内容や実施回数が充実している点も良い。

 

 

やってみよう!!どさんこ防災プロジェクト
防災出前授業~災害発生!この情報、ウソ?ホント?編


札幌テレビ放送

 

従来から実施している防災出前授業に、災害発生時、デマを鵜呑みにせず、自らが偽情報の発信者とならないための「災害情報リテラシー」の向上を図る内容を盛り込み実施。あわせて、アイヌ伝承等を題材に、過去の自然災害の教訓も取り上げる。

 

〈選定理由〉

災害時の情報リテラシーを高めるという時宜を得たテーマが、高い評価につながった。有事の際に、信頼できる情報を取捨選択できる力を身につけるという視点が良い。

 

 

地域住民によるリテラシーを踏まえた情報発信


 山形テレビ

 

住民から「地域リポーター」を募り、記者や番組制作者とともに取材、番組制作、放送を経験。地域情報を正しく発信するために必要なメディアリテラシーを学ぶ。地域リポーターが地域情報の発信の担い手となり、“一緒に放送を作る”ことにつなげる。

 

〈選定理由〉

視聴者とともに地域情報を発信する仕組みや、大人のリテラシー向上を目指した取り組みである点が良い。受益者の少なさが懸念されたが、コンセプトやアイデア性が評価を得た。

 

 

テレビの未来を創る!~中学生の「番組審議会」体験


テレビユー福島

 

放送番組の適正向上を図る番組審議会の役割や意義を番組審議会委員長や局の担当者から中学生に伝える。また、生徒たちによる「模擬番組審議会」を開催し、制作者との質疑応答を行う。体験を通じ、テレビメディアの存在意義や情報リテラシーを学ぶ。

 

〈選定理由〉

番組審議会委員として番組を見ることは、生徒にとって良い学びとなると評価された。若い世代に番組審議会の仕組みを知ってもらうことで、テレビへの信頼感の醸成につながることも期待される。グループ分けにより、多くの生徒が参加できるのも良い。

 

 

「その時どうする!」防災・メディアリテラシー啓発イベント


 新潟放送

 

小中学生向けの防災啓発イベントを開催。防災士資格を持つアナウンサーが災害時のフェイクニュース・風評被害をテーマにした朗読劇などを行い、情報に騙されず、災害時に自ら考えて行動できるリテラシー習得を目指す。

 

〈選定理由〉

災害時の情報リテラシーを高めるという時宜を得たテーマが良い。風評被害をテーマとした朗読劇という取り組みのユニークさも評価された。

 

 

“自分で取材し事実を知る”
SNS社会のメディアリテラシーと高校生が取材し伝える戦後80年


 テレビ愛媛

 

高校生を対象に、SNS社会における情報判断や事実確認の大切さを伝える講演授業を実施。講演後、「戦争における情報統制」などをテーマに戦争体験者に直接取材し、動画を制作して配信する。一連の体験を通じ、情報を見極める力を身につけてもらう。

 

〈選定理由〉

戦後80年の年に「情報」をキーワードにSNS世代の高校生が戦争体験者に直接取材をするテーマ設定、本事業の成果を実施校の系列校に共有することも評価された。