一般社団法人 日本民間放送連盟

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会長会見

2025.1.23遠藤会長定例会見

【日 時】 2025年1月23日(木) 午後2時30分~2時45分

【場 所】 民放連地下ホール

 

○フジテレビに関する問題について

◆記者:放送への信頼を揺るがしかねない事態が起きていることについてどのように受け止めているか。

◆遠藤会長:この事案により、フジテレビに関しては局の在り方自体が問われ、視聴者、広告主など各方面から厳しく批判されている。民放全体への不信を招いている事態と認識している。民放連は本日の理事会で、2023年12月に策定した「人権に関する基本姿勢」および各社が定めた人権方針などを踏まえて、各社が自主的・自律的に対応することを再確認した。フジテレビが速やかに第三者委員会に調査を依頼して事実関係を明らかにし、その委員会が行った報告や提言を受け止めて、信頼回復のための取り組みを進めることを期待している。民放連の立場としてはフジテレビの迅速な対応を求めたい。

◆記者:中居正広氏の芸能界引退への受け止めを聞かせてほしい。

◆遠藤会長:引退に関しては本人の判断なので申しあげることはない。この問題で今後第三者委員会が話を聞く予定の一人だと思う。真摯に対応してほしい。

◆記者:民放連加盟社へ調査を行う予定はあるか。

◆遠藤会長:各社が自主自律的に対応を進めている。民放としての共通の課題が浮かび上がってくれば民放連としても対応を検討したい。

◆記者:テレビ局の役員の男女比率を見直す必要があると考えるか。

◆遠藤会長:単に比率の問題だけではなく、意思決定のプロセスが男性によって多く占められているとの指摘もある。こうした点も含めて取り組まないと、抜本的な解決にはつながらないと思う。

◆記者:今回のように何十社もCMが差し変わることは過去にあったか。

◆遠藤会長:特定の局に限ってということでは初めてだと思う。

◆記者:フジテレビの会見を見て、どういった点を改善すべきだったと思うか。

◆遠藤会長:今回のように非常に多くの耳目が集まっている事案は、最も伝わりやすいかたち、テレビカメラを入れてというかたちにするべきだったと思う。

◆記者:民放連会長として進退を考えているか。

◆遠藤会長:現時点でお話することはない。

◆記者:重大なトラブルを起こしていたかもしれないタレントを出演させ続けていたことについて、どのように考えているか。

◆遠藤会長:理由やプロセスは第三者委員会に調査してもらうことが大事だと思う。

 

(了)