民間放送とは
知ってる? テレビ放送とラジオ放送が届くしくみ
放送局が制作した映像や音声は電気信号に変換され、放送局の社屋から無線回線(マイクロ回線)や光ファイバー回線などで送信所(電波塔など)に送られます。
その電気信号が電波によって各家庭の受像機や受信機に送られ、私たちはテレビやラジオの放送を楽しんでいます。
●親局送信所・中継局の例
ひと口に放送といっても、いろいろな種類があります。
地上放送は基本的に都道府県単位を放送対象地域としており、いくつもの中継局を経て各家庭に送り届けられます。ラジオ放送は自然災害時などに情報伝達手段(ライフライン)として 最も安定し、キメの細かい情報を簡便に受け取れる社会的なインフラでもあります。テレビ放送は、全国や世界中に張りめぐらされた取材網とネットワークを通じて、いま各地で起きていることをいち早く伝えることに優れたメディアです。
一方、衛星放送は全国を一波でカバーすることができます。また、電波を使わず有線ケーブルで地域の視聴者に直接番組を送るケーブルテレビなどの放送メディアもあります。
こうした無線・有線系の放送以外にも、通信系のインターネット回線を通じてさまさまな映像・音声を配信するサービスが登場し、テレビやラジオの放送を取り巻く世界も、その姿を大きく変貌させています。