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第60回民間放送全国大会を開催
11月6日(火)、「第60回民間放送全国大会」がグランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで開催され、大会式典をはじめ、2つのシンポジウム、記念講演、関連企画など、多彩な行事が行われた。
式典では、日本民間放送連盟賞と、今回で8回目となる日本放送文化大賞の表彰を行った。
大会式典 †
会長あいさつ
井上弘・民放連会長があいさつを行い、ラジオの役割、インターネットとの関係、オリンピック放送、NHKとの関係、より良い番組作り、放送コンテンツの海外展開などについて所信を述べた。<井上委員長のあいさつ>
来賓祝辞
野田総理大臣代理の齋藤勁・内閣官房副長官、樽床伸二・総務大臣、松本正之・NHK会長から、それぞれ祝辞、民放に対する期待等が述べられた。
大会宣言採択
豊田大会委員長がつぎの「大会宣言文」を読み上げ、満場一致でこれを採択した。
ことし3月、東日本大震災で被災された3県のデジタル化が完了し、地上テレビは新時代を迎えた。
民間放送ラジオ・テレビは、ますます多様化する情報社会にあって、基幹メディアとしての役割と責任を再認識し、視聴者の信頼に応えなければならない。
われわれは、希望あふれる社会の実現に寄与するため、未来に向かって邁進することを誓う。
第60回民間放送全国大会にあたり宣言する。<豊田委員長 大会宣言>
平成24年日本民間放送連盟賞
この1年間の民放界を代表する番組や事績など4部門(14種目)92件が表彰され、受賞各社の代表へトロフィー・楯が贈呈された。<受賞風景><受賞風景>
第8回日本放送文化大賞の発表と表彰
第8回となる日本放送文化大賞は、下記の番組に、「日本放送文化大賞グランプリ」「同・準グランプリ」(テレビ・ラジオ各1番組)が贈られた。受賞番組は、後日それぞれ全国向けに放送される予定。
テレビ | グランプリ | テレビ東京「大震災から1年 ドラマ特別企画『 明日をあきらめない・・・ がれきの中の新聞社』~河北新報のいちばん長い日~」 |
準グランプリ | 福井テレビジョン放送「原発のまちに生まれて ~誘致50年 福井の苦悩~ 」 | |
ラジオ | グランプリ | 熊本放送「ゆりかご5年の記録~命と倫理の間で~」 |
準グランプリ | 中部日本放送「ラジオ特集 隙間~おひとりさまを支える現場から」 |
記念講演 †
大会式典に続いて、脚本家の岡田惠和氏が「放送エンターテインメントの可能性
~もう一度視聴者の心を本当に突き動かすには」と題して記念講演を行った。
シンポジウム †
今回の大会では次の2つのシンポジウムが開催された。
シンポジウム(1)
◇タイトル 「テレビの未来を探る~通信・放送の連携」
◇コーディネーター
膳 場 貴 子 氏(「NEWS23X」メーンキャスター)
◇ パネリスト
杉 本 誠 司 氏(ニワンゴ 社長)
須 賀 久 彌 氏(プレゼントキャスト 社長)
佐 野 徹 氏(日本テレビ放送網 メディア戦略局メディア戦略部担当部長)
齊 藤 浩 史 氏(毎日放送 経営戦略室マネージャー)
<シンポジウム(1) 討論風景>
シンポジウム(2)
◇タイトル 「コンテンツとしてのラジオCM~CMが切り拓くラジオ新時代」
◇ コーディネーター
林 屋 創 一 氏(エフエム東京 営業局専任局長兼CM制作ルーム部長)
◇ パネリスト
生 野 徹 氏(東京ガス 広報部部長〔広告担当〕)
澤 本 嘉 光 氏(電通 CMプランナー/ACC CM FESTIVAL ラジオCM部門審査委員長)
原 尚 弘 氏(静岡放送 ラジオ局編成制作部長)
本 橋 萌 氏(SFF2012 代表)
萩 野 格 氏(学生団体applim)
<シンポジウム(2) 討論風景>
関連企画を同時開催 †
関連企画では、「平成24年日本民間放送連盟賞 受賞番組上映会」「コンテンツとしてのラジオCM 秀作、話題作を聴く会」を行った。