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2015年11月10日、第63回民間放送全国大会(大阪)を開催
11月10日(火)、「第63回民間放送全国大会(大阪)」が大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)で開催され、大会式典をはじめ、2つのシンポジウム、記念講演、関連企画など、多彩な行事が行われた。
式典では、日本民間放送連盟賞と、今回で11回目となる日本放送文化大賞の表彰を行った。
<大会式典>
会長あいさつ
井上弘・民放連会長があいさつを行い、災害時の情報発信への心構え、メディア環境の変化、新技術・新サービスへの対応、インターネット上の「違法動画」対策、NHKとの関係、ラジオの取り組み、取材・報道の自由の確保と放送倫理の向上、民放のメディア価値向上のための検討などについて所信を述べた。
<井上会長のあいさつ>
来賓祝辞
安倍総理大臣からのビデオレターによる祝辞があった後、高市早苗・総務大臣代理の松下新平・総務副大臣、籾井勝人・NHK会長から、それぞれ祝辞が述べられた。
<安倍総理大臣からのビデオレター>
<松下総務副大臣(高市総務大臣代理)>
<籾井・NHK会長>
大会宣言採択
望月大会委員長が以下の「大会宣言文」を読み上げ、満場一致でこれを採択した。
宣 言
民間放送ラジオ・テレビは、これまで最も身近で信頼されるメディアとして視聴者・聴取者の多様なニーズに応え、必要不可欠な情報を届けてきた。 新しい技術や情報サービスが次々と登場する社会にあっても、民間放送の役割と責任は今後も変わらない。 われわれは言論・表現の自由を堅持し、安全で安心できる暮らしの実現のため一層の努力を重ねることを誓う。 第63回民間放送全国大会にあたり宣言する。 |
<大会宣言>
平成27年日本民間放送連盟賞の表彰
この1年間の民放界を代表する番組や事績など4部門(14種目)93件が表彰され、受賞各社の代表にトロフィー・楯が贈呈された。
<表彰風景>
第11回日本放送文化大賞の発表と表彰
第11回となる日本放送文化大賞は、下記の番組に、「日本放送文化大賞グランプリ」「同・準グランプリ」(テレビ・ラジオ各1番組)が贈られた。受賞番組は、後日それぞれ全国向けに放送される予定。
テレビ | グランプリ |
山口放送 「奥底の悲しみ ~戦後70年、引揚げ者の記憶~」 |
準グランプリ |
毎日放送 「映像‘15 家族づくり~子どもたちと里親の一年」 |
|
ラジオ | グランプリ |
CROSS FM 「HAPPY HOUSE ~The family's starting point~」 |
準グランプリ |
朝日放送 「三木鶏郎に挑む!平成の仕事師たち」 |
<表彰風景>
記念講演
大会式典に続いて、カルチュア・コンビニエンス・クラブ 社長兼CEOの増田宗昭氏が「Innovation ~ 企画会社CCCが目指す生活提案の未来」と題して記念講演を行った。
<記念講演風景>
シンポジウム
今回の大会では次の2つのシンポジウムが開催された。
シンポジウム①
◇テーマ 「ローカルコンテンツとテレビのこれから」
◇コーディネーター
境 治 氏(コピーライター、メディア・コンサルタント)
◇パネリスト
影山 貴彦 氏(同志社女子大学 学芸学部情報メディア学科教授)
中村 大亮 氏(ライオン 宣伝部デジタルコミュニケーション推進室)
藤村 忠寿 氏(北海道テレビ放送 コンテンツ事業室兼編成局スペシャリスト)
脇浜 紀子 氏(読売テレビ 編成局コンテンツビジネスセンターコンテンツ事業部副部長)
<シンポジウム① 討論風景>
シンポジウム②
◇テーマ 「飛び出せ!ラジオ~イベントで広がるラジオの未来」
◇コーディネーター
中邨 雄二 氏(朝日放送アナウンサー)
◇パネリスト
小田 浩稔 氏(エフエム福岡 取締役放送本部長)
藤田勇次郎 氏(南海放送 報道制作局メディア情報センター)
堀 靖典 氏(CBCラジオ 編成業務センター編成業務部課長)
森井 桂 氏(エフエム石川 営業部長兼東京支社長)
<シンポジウム② 討論風景>
関連企画を同時開催
関連企画では、「発信!大阪流ローカルコンテンツ」「飛び出せ!ラジオ~各地で展開する多彩なイベント事例」を行った。
<関連企画会場風景>