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2016年11月9日、第64回民間放送全国大会を開催
11月9日(水)、「第64回民間放送全国大会」がグランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで開催され、大会式典をはじめ、2つのシンポジウム、記念講演、関連企画など、多彩な行事が行われた。
式典では、日本民間放送連盟賞と、今回で12回目となる日本放送文化大賞の表彰を行った。
<大会式典>
会長あいさつ
井上弘・民放連会長があいさつを行い、災害時の放送の役割、ローカル局の取り組み、インターネットの活用、NHKとの関係、新技術・新サービスへの対応、ラジオの取り組み、放送の自律の確保と放送倫理の向上などについて所信を述べた。
<井上会長のあいさつ>
来賓祝辞
安倍総理大臣からのビデオレターによる祝辞があった後、高市早苗・総務大臣代理のあかま二郎・総務副大臣、籾井勝人・NHK会長から、それぞれ祝辞が述べられた。
<安倍総理大臣からのビデオメッセージ>
<あかま総務副大臣(高市総務大臣代理)>
<籾井・NHK会長>
大会宣言採択
大久保大会委員長が以下の「大会宣言文」を読み上げ、満場一致でこれを採択した。
宣 言
われわれ民間放送は、放送開始以来、常に正確な情報を迅速に発信し続けることで、視聴者・聴取者との信頼関係を築き、ライフラインの一翼を担ってきた。 これからも、われわれは、生活に欠かせないメディアであり続けるため、多様化する新しい技術も取り込み、良質な番組を送り届け、国民の期待と信頼に応えていくことを誓う。 第64回民間放送全国大会にあたり宣言する。
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<大会宣言>
平成28年日本民間放送連盟賞の表彰
この1年間の民放界を代表する番組や事績など4部門(14種目)93件が表彰され、受賞各社の代表にトロフィー・楯が贈呈された。
<表彰風景>
第12回日本放送文化大賞の発表と表彰
第12回となる日本放送文化大賞は、下記の番組に、「日本放送文化大賞グランプリ」「同・準グランプリ」(テレビ・ラジオ各1番組)が贈られた。受賞番組は、後日それぞれ全国向けに放送される予定。
テレビ | グランプリ |
東海テレビ放送 「人生フルーツ ある建築家と雑木林のものがたり」 |
準グランプリ |
広島テレビ放送 「WATCH『被爆米兵』」 |
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ラジオ | グランプリ |
ニッポン放送 「ニッポン放送報道スペシャル『子どもたちの震災~しゃべっていいんだ』」 |
準グランプリ |
中国放送 「RCCラジオドラマ『赤ヘル1975』」 |
<表彰風景>
記念講演
大会式典に続いて、リオパラリンピック日本代表・スズキ浜松アスリートクラブ所属の山本 篤氏が「~挑戦~ 東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて」と題して記念講演を行った。
<記念講演風景>
シンポジウム
今回の大会では次の2つのシンポジウムが開催された。
シンポジウム①
◇テーマ 「ICT時代の民放テレビへの提言」
◇コーディネーター
牛尾奈緒美 氏(明治大学副学長〔広報担当〕・情報コミュニケーション学部教授)
◇パネリスト
桜井 徹哉 氏(博報堂DYメディアパートナーズ取締役常務執行役員)
鈴木おさむ 氏(放送作家)
髙橋 利之 氏(日本テレビ放送網制作局専門局長)
矢野 絹子 氏(KDDIコミュニケーション本部宣伝部長)
<シンポジウム① 討論風景>
シンポジウム②
◇テーマ 「SNS時代のラジオの可能性 ~冷静と炎上のあいだ」
◇コーディネーター
田中 和彦 氏(南海放送代表取締役社長)
◇パネリスト
石倉 裕大 氏(ビデオリサーチひと研究所)
杉本 哲哉 氏(グライダーアソシエイツ代表取締役社長)
眞鍋かをり 氏(タレント)
<シンポジウム② 討論風景>
関連企画を同時開催
関連企画では、「百聞は一見に如かず! 技術部門受賞事績を大解剖!」「全国ラジオ局オールWEBページ」を行った。
<関連企画会場風景>