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2023年度民放中間決算の概要
民放連はこのほど、会員社(地上波194社、衛星系12社、計206社)の2023年度中間決算の概況をまとめた。
地上民放194社の売上高は1兆264億円で前年同期比0.4%減、経常利益は310億円で44.3%減の減収減益であった。
衛星系は売上高が942億円で同0.7%増、経常利益が86億円で同7.7%増の増収増益となった。
地上波の売上高の内訳をみると、ラジオ放送事業収入が495億円で同2.7%減、テレビ放送事業収入は8,181億円で同3.4%減、その他事業収入は19.7%増であった。
【2023年度地上波中間決算状況】
科 目 業 態 |
売上高 |
経常利益 |
|||
金額(億円) |
増減率(%) |
金額(億円) |
増減率(%) |
||
ラ・テ兼営 |
884 |
-2.1 |
-7 |
(0) |
|
中・短波単営 |
239 |
3.9 |
1 |
-49.1 |
|
F M |
256 |
-0.2 |
6 |
3.6 |
|
テレビ単営 |
8,884 |
-0.3 |
310 |
-43.3 |
|
地上波計 |
10,264 |
-0.4 |
310 |
-44.3 |
|
内訳 テレビ社 |
(東名阪テレビ) |
6,939 |
0.1 |
271 |
-42.2 |
(系列ローカルテレビ) |
2,590 |
-1.9 |
25 |
-58.5 |
|
(独立局) |
239 |
-2.4 |
5 |
-65.1 |
※ 経常利益については、黒字転換、損失計上の場合は前年度の金額を( )内に億円で表示。
地上波の業態別では、ラ・テ兼営社が売上高2.1%減、経常利益△7億円(前年△1千万円)、中・短波単営社が売上高3.9%増、経常利益49.1%減、FM社が売上高0.2%減、経常利益3.6%増、テレビ単営社が売上高0.3%減、経常利益43.3%減であった。テレビ社(ラ・テ兼営社とテレビ単営社の合計)は、東名阪テレビ社が売上高0.1%増と横ばいで、経常利益42.2%減。系列ローカルテレビ社は売上高が1.9%減、経常利益58.5%減、独立局は売上高2.4%減、経常利益65.1%減であった。
地上波の各社別の損益状況をみると、経常利益は増益40社(前年48社)、減益59社(同76社)、損失計上95社(同70社)であった。