一般社団法人 日本民間放送連盟

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2024年度民放決算の概要について

 民放連はこのほど、会員社(衛星系2社除く、計205社)の2024年度決算状況をまとめた。地上波の売上高総額は2兆1,833億円で前年同期比1.9%増、経常利益は1,265億円で前年同期比が11.7%増の増収増益であった。衛星系は売上高が1,897億円で前年同期比0.4%増、経常利益が208億円で前年同期比11.9%増の増収増益となった。
 地上波の売上高の内訳をみると、ラジオ放送事業収入が1,013億円で前年同期比は0.5%減、テレビ放送事業収入は1兆7,518億円で前年同期比は1.4%増、その他事業収入は5.0%増であった。

 

【2024年度地上波決算状況】

科 目

業 態

売上高

経常利益

金額(億円)

増減率(%)

金額(億円)

増減率(%)

ラ・テ兼営

1,896

1.6

82

53.5

中・短波単営

503

0.5

7

-4.5

F M

535

0.3

12

-33.9

テレビ単営

18,898

2.0

1,162

10.5

地上波計

21,833

1.9

1,265

11.7

内訳

テレビ社

(東名阪テレビ)

14,756

2.0

901

5.6

(系列ローカルテレビ)

5,554

1.6

326

39.7

(独立局)

482

2.0

16

-9.3

 

 

 地上波の業態別では、ラ・テ兼営社が売上高1.6%増、経常利益53.5%増、中・短波単営社が売上高0.5%増、経常利益4.5%減、FM社が売上高0.3%増、経常利益33.9%減、テレビ単営社が売上高2.0%増、経常利益10.5%増となった。ラジオ単営社は、中波、FMともに増収となり、減益となったものの経常利益ベースでは黒字を維持した。テレビ社(ラ・テ兼営社とテレビ単営社の合計)は、東名阪テレビ社が売上高2.0%増、経常利益5.6%増、系列ローカルテレビ社が売上高1.6%増、経常利益39.7%増、独立局が売上高2.0%増、経常利益9.3%減であった。
 地上波の各社別の損益状況をみると、経常利益は増益104社(前年62社)、減益43社(同78社)、損失計上47社(同54社)であった。当期純利益は、増益100社(同68社)、減益47社(同74社)、損失計上47社(同52社)であった。利益計上社の割合は経常利益、当期純利益ともに75.8%である。売上高経常利益率は地上波全体で5.8%(前年5.3%)となった。