TOKYO DRAMA AWARD
2014
東京ドラマアウォード 2014
連続ドラマ部門
グランプリ
1992年、バブル末期、銀行が倒産するわけもないと言われていた時代。産業中央銀行の入社試験会場に一人の男がいた。彼の名は半沢直樹。
「実家の工場が資金難に陥った時、真っ先に救ってくれたのは他ならぬ御行でした。私は御行に入って是非恩返しがしたい」
高い志を胸に産業中央銀行に入行した半沢だったが、翌年あっけなくバブルが崩壊、日本経済は地に落ち、数年後、銀行までもが倒産、再編する時代を迎えた。
半沢が入行した産業中央銀行も例外でははく、東京第一銀行との合併という形で生き残った。それが現在の東京中央銀行である。
銀行員にとっては出世が全てである。同期から役員が一人でも出ると、他の行員は出向を覚悟する。半沢は厳しい出世争いの中で次々と成果を上げ、関西五大支店の一つ、大阪西支店の融資課長に上り詰めていた。
しかし半沢には、秘められた真実があった。実家の工場は実は融資を打ち切られ、それによる資金難で父親を自殺で失くしていたのだ。その融資を打ち切った銀行こそ、半沢が入行した産業中央銀行、現在の東京中央銀行である。そして、その融資の担当をしていたのが、現東京中央銀行常務の大和田暁である。半沢の心には、父の命を奪った「大和田への復讐」と、小さな町工場が支える「日本経済の発展」という、相入れぬ野望があった。
この物語は半沢直樹が大阪西支店融資課長時代、浅野支店長の不正を暴き解決した5億の融資事故の話(第1話~第5話)、本店営業第二部時代に120億円もの損失から再建した伊勢島ホテルの話(第6話~第10話)を中心に、父の仇である大和田常務への復讐、渡真利忍、近藤直弼ら同期入行組との友情、銀行内部で次々と起こる不正をはじめ巨大組織に立ち向かう一人の銀行員の生き様と、それを支える家族など様々な人間模様を描いた、「銀行を舞台にした」人間ドラマである。
情や恩義は何よりも大事にするが、一度刃を向けてきた相手は、たとえ上司でも容赦なく打ちのめす。目の前にはびこる社会の闇に立ち向かう、新たなダークヒーロー・半沢直樹。「人の善意は信じますが、やられたらやりかえす、倍返しだ!」
現代社会を生きる全ての戦う人達に、明日を力強く生きる活力を与える、新たな爽快活劇がここに誕生!
- 製作著作
- TBSテレビ
- 放送期間
- 2013年7月7日~9月21日
- 分数x話数
- 1話/120分 2,4,5,7,8話/60分 3話/75分
6,10話/85分 9話/70分 全10話
- 原作
- 池井戸潤「オレたちバブル入行組」
「オレたち花のバブル組」
- プロデューサー
- 伊與田英徳
飯田和孝
- 演出
- 福澤克雄
棚澤孝義
田中健太
- 脚本
- 八津弘幸
- キャスト
- 堺雅人
上戸彩
香川照之
北大路欣也
及川光博
倍賞美津子
笑福亭鶴瓶
片岡愛之助
石丸幹二
滝藤賢一
優秀賞
卯野め以子は両親が切り盛りする洋食屋でおいしいものを目一杯食べて育った。あまりの食いしん坊ぶりに、下宿人の大学生・西門悠太郎にもあきれられる始末。しかしやがて彼は、「食べたい」だけでなく「食べさせたい」というめ以子のもう一つの情熱に圧倒されることに。め以子も、彼のへんくつさの裏に「安全で住みやすい街を作りたい」という真っ直ぐな思いがあることを知る。故郷の大阪で新たな街づくりにかける悠太郎に、め以子は「私を・・一生食べさせてください。私もあなたを一生食べさせますから」とめちゃくちゃなプロポーズをして、女房となる。
嫁ぎ先は純和風の旧家。め以子のハイカラ洋風料理は拒否され、東京と大阪の味の違いも大きい。何より、大阪の家庭料理の根本は「始末」の精神。「高うておいしいもんならアホでもできる」その上嫁ぎ先は、浪費家の姑や離婚歴のある小姑、得体のしれない舅など一筋縄でいかない人間ばかりで、騒動の種は尽きない。「夫を幸せにするには彼の家族をも幸せにしなくては」と思い定めため以子は、その食い気を元手に大阪の食材に無心で学び、「始末」の料理を会得。ばらばらな家族の心をまごころ込めた料理でときほぐしていく。
やがて始まる戦争。め以子は家族を、暮らしを守ろうと、苦難の日々に懸命に立ち向かうーー。
- 制作著作
- 日本放送協会
- 放送期間
- 2013年9月30日~2014年3月29日
- 分数x話数
- 15分×150話
- 統括プロデュース
- 岡本幸江
- プロデューサー
- 内田ゆき
- 演出
- 木村隆文 ほか
- 脚本
- 森下佳子
- キャスト
- 杏
東出昌大
財前直見
原田泰造
キムラ緑子
高畑充希
和田正人
菅田将暉
吉行和子
宮崎美子
近藤正臣
現在、全国で100万人を越えると言われるシングルマザー。
彼女たちの平均年収は200万円余り(国などからの補助金を除くと180万円程度である)。全世帯平均の540万円の3分の1ほどだ。
そんな過酷な経済状況で、ひとり子育てする彼女たちの精神的負担は計り知れず大きい。
いつしか社会や世間から取り残され、貧困と疲弊の連鎖の中で、明るい将来をみつけることは非常に難しいのが現状だ。
このドラマは、そんなシングルマザーを主人公に、貧しいながら愛すべく我が子のため、命をかけて生きる女性の生き様を描く物語です。 非婚化や若年貧困問題等を抱える現代社会の陰に起こる出来事を、純愛なる親子愛の物語として描いて行きます。
世のシングルマザーたちはもとより、現代を生きるすべての人たちへの応援歌となる事を目指すものです。
- 製作著作
- 日本テレビ放送網
- 制作協力
- ケイファクトリー
- 放送期間
- 2013年7月3日~9月11日
- 分数x話数
- 1,2,11話/69分
3~10話/54分 全11話
- チーフプロデューサー
- 大平 太
- プロデューサー
- 次屋 尚
千葉 行利
大塚 英治
- 演出
- 水田 伸生
相沢 淳
- 脚本
- 坂元 裕二
- キャスト
- 満島 ひかり
田中 裕子
二階堂 ふみ
谷村 美月
鈴木 梨央
三浦 貴大
高橋 一生
臼田 あさ美
小栗 旬
小林 薫
捜査中に頭に銃弾を受け、生死の境をさまよったことをきっかけに、「死者と対話することができる」という特殊能力を発現させた主人公の刑事・石川安吾が、無念の死を遂げた人々の声に耳を傾け、生と死、正義と法、情と非情の「BORDER(境界線)」で揺れ動きながら事件に立ち向かっていく姿を、スリリングに描き出していく。
物語は、様々な事情で予期せぬ最期を迎えた死者たちが、石川にメッセージを託すことで、思いも寄らない方向へと突き進んでいく。そして、死者の声を聞いた石川は、時に刑事として許されざる領域にまで踏み込み、ギリギリの葛藤を繰り広げることになる。死者が荼毘に付されるまでのタイムリミット、石川を苦悩させる正義と法の境界、そして一筋縄ではいかない人間心理の交錯……。超自然的な要素を取り入れた一話完結型の刑事ドラマであり、観る者の心を揺さぶるヒューマンサスペンス。
- 制作著作
- テレビ朝日
- 制作協力
- 5年D組
- 放送期間
- 2014年4月10日~6月5日
- 分数x話数
- 69分×1話、54分×8話
- 統括プロデュース
- 松本基弘
- プロデューサー
- 山田兼司
- 監督
- 橋本一
波多野貴文
- 脚本
- 金城一紀(原案・脚本)
- キャスト
- 小栗旬
青木崇高
波瑠
古田新太
滝藤賢一
野間口徹
浜野謙太
遠藤憲一
MOZU Season 2 ~幻の翼~
「ダブルフェイス」(東京ドラマアワォード2013単発ドラマグランプリ受賞)に続き、TBSとWOWOWが局の垣根を越えて共同制作した連続ドラマ。Season1をTBSで、Season2をWOWOWで放送。
原作は、映像化不可能と言われていた逢坂剛の伝説のハードボイルド小説「百舌シリーズ」。「海猿シリーズ」の羽住英一郎監督がSeason1・2通じて全15話を一人で演出、“羽住組”と呼ばれるスタッフが8ヶ月以上に及び過酷な撮影に挑んだ。
白昼の都心で起きた爆発事件。そこで最愛の妻を失った公安警察のエースと、記憶を失った謎の殺し屋。二人の孤独な男の運命が交錯する中、事件の裏に潜む国家規模の巨大な闇が浮かび上がってくるというストーリー。
個性豊かな登場人物を、日本を代表する豪華俳優陣が熱演・怪演。圧倒的スケールのアクション、革新的な映像美が独特の世界観を生み出し、従来の連続ドラマの概念を打ち破った作品として大きな話題を呼んだ。
- 製作著作
- TBS/WOWOW
- 制作協力
- ROBOT
- 放送期間・分数x話数
- Season1:2014年4月10日 - 6月12日(TBS) 全10話 初回:90分/2話以降:46分
Season2:2014年6月22日 - 7月20日(WOWOW) 全5話 初回:75分/2話以降:50分
- 原作
- 逢坂剛『百舌の叫ぶ夜』『幻の翼』
- エグゼクティブプロデューサー
- 津村昭夫(TBS)
牧野力(WOWOW)
- プロデューサー
- 渡辺信也(TBS)
井上衛(WOWOW)
森井輝(ROBOT)
- 監督
- 羽住英一郎
- 脚本
- 仁志光佑
- 音楽
- 菅野 祐悟
- キャスト
- 西島秀俊
香川照之
真木よう子
池松壮亮
長谷川博己
石田ゆり子
小日向文世
生瀬勝久(Season1のみ)
吉田鋼太郎(Season1のみ)
蒼井優(Season2のみ)
ファッション雑誌編集部という華やかな世界は、恐ろしき女達の伏魔殿―。
ファッション業界で働くことを夢見ながらも、下町の衣料材料店の店員として地味な日々を過ごしていた吉成ちなみは、運命のいたずらで、突然、トップファッション誌の編集部で働くチャンスをつかむ。憧れと期待を胸にキラキラした世界への扉を開けるちなみだったが、そこは編集部員や専属モデルたちが相手よりも少しでも優位に立とうとお互いを捕食し合う壮絶な世界だった。編集部で日々行われていたのは、マウンティングと呼ばれる、お互いを容姿・恋愛・仕事・社会的地位などで格付けし合う行為。ふとしたことで日々ランキングが変わる、この滑稽だけど厳然としたピラミッドを生き抜くには、とにかく上を目指すしかない―。ちなみは、この仁義なき女の世界で、性悪の編集部員やわがままなモデル、そして強烈に厳しい編集長たちに行く手を阻まれながらも、雑用だけの最下位から、一人前の編集部員を目指して、孤高の闘いを繰り広げる…。嫉妬、陰口、罠、裏切り…様々な嫌がらせをはねつけながら、一人の夢見る女性が、底辺から頂点まで駆け上がっていく、ショッキングかつ痛快なシンデレラストーリー。
- 制作
- フジテレビジョン
- 制作著作
- フジクリエイティブ
コーポレーション
- 放送期間
- 2014年4月19日~6月21日
- 分数x話数
- 45分×10話
- 編成企画
- 太田 大
- プロデューサー
- 小林 和紘
及川 博則
- 演出
- 水田 成英
樹下 直美
- 脚本
- 渡辺 千穂
- キャスト
- 沢尻エリカ
中丸雄一
佐々木希
菜々緒
石田ニコル
遊井亮子
田中美麗
三浦理恵子
平山浩行
田畑智子
板谷由夏
単発ドラマ部門
グランプリ
2011年3月の東日本大震災から3年…。このテレビ朝日開局55周年記念ドラマスペシャル『時は立ちどまらない』は、日本を代表する脚本家・山田太一氏が未曾有の大災害を背景に家族の崩壊と再生を描いた作品。中井貴一、柳葉敏郎、樋口可南子ら超豪華キャストが織り成す、珠玉のホームドラマ。
東北の海沿いの街で生まれ育った西郷良介(中井貴一)は地元の信用金庫の支店長となり、妻の麻子(樋口可南子)、母・奈美(吉行和子)、市役所に勤務するひとり娘・千晶(黒木メイサ)と共に、海を見下ろす小高い丘にささやかな家を建て、平凡な生活を送っていた。
ある休日、良介たちは千晶の恋人・浜口修一(渡辺大)の自宅に、初めての両家顔合わせに向かった。浜口家は代々漁師で、修一の父・克己(柳葉敏郎)、母・正代(岸本加世子)、祖父・吉也(橋爪功)、祖母・いく(倍賞美津子)、弟の光彦(神木隆之介)の6人家族…。千晶は将来、政界で活躍する夢を抱いており、良介と麻子は娘が漁師の家に嫁ぐことに複雑な想いを抱いていたが、それはまた浜口家の面々も同じだった。だが、2人の結婚への意思は固く、両家はそれぞれ子どもたちの結婚を認めることに。そして、この宴席で、良介と克己は互いに、中学の同級生だったことを告白する。
しかし、それから5日後の2011年3月11日、東日本を襲った地震と津波が、2つの家族の運命を大きく変えてしまう。浜口家は、正代、いく、修一が津波に襲われ、死亡。自宅も船も失った。一方の西郷家は高台にあったため被害をまぬがれ、全員無事だった。
市役所勤めの千晶は、婚約者を失った悲しみを感じる隙もないほど仕事に追われる。良介や麻子は浜口家の力になりたいと考え、うちに泊まってくれと申し出る。だが、西郷家を訪れた克己、吉也、光彦は何を思ったか、その晩、大暴れして…!?
- 制作著作
- テレビ朝日
- 制作協力
- ユニオン映画
- 放送期間
- 2014年2月22日
- 分数x話数
- 126分×1話
- 統括プロデュース
- 五十嵐文郎(CP)
内山聖子(GP)
- プロデューサー
- 飯田爽
内堀雄三
元信克則
- 監督
- 堀川とんこう
- 脚本
- 山田太一
- キャスト
- 中井貴一
柳葉敏郎
樋口可南子
黒木メイサ
神木隆之介
岸本加世子
倍賞美津子
渡辺大
吉行和子
橋爪功
優秀賞
日露戦争の勝利で沸く明治末。栃木県谷中村は足尾銅山の鉱毒で田畑を汚染された。田中正造の闘いもむなしく、村は16戸にまで激減。国は住人に村を捨てるように命じ、残った家の強制破壊に踏み切った。この谷中村の娘が田中正造の仲介で社会運動家・福田英子宅に家政婦として派遣された史実をもとに、新田サチというこの娘が見知らぬ東京の地で石川三四郎や幸徳秋水ら社会主義者たち、さらに石川啄木や与謝野晶子など多彩な人物と交わる中で成長しつつ、自らの力で生き抜こうとする姿を描く。
脚本家・池端俊策氏のオリジナルドラマ。故郷を失う苦しみを味わいつつ人間としての尊厳を守り、たくましく生き抜くヒロインを尾野真千子が演じるほか、田中正造役に柄本明、福田英子役に鈴木保奈美など多彩な出演者で送る。
- 制作著作
- 日本放送協会
- 放送期間
- 2014年1月18日、25日
- 分数x話数
- 73分×2話
- 統括プロデュース
- 高橋練
- 演出
- 田中正
- 脚本
- 池端俊策
- キャスト
- 尾野真千子
柄本明
鈴木保奈美
北村有起哉
藤村志保
渡辺大
松重豊
岡田義徳
原沙知絵
國村隼
中途半端な町。中途半端な風景。
中途半端な青春。中途半端な人生。
いつか、この中途半端の繰り返しから抜け出せるんだろうか?
今日の日はさようなら、また会う日まで。
そうやって永遠に人生は続いていくものだと思っていた。
そんな主人公・耕太に訪れた普通ではないこと――。
ガン。余命3か月。
命の期限を知った耕太は強く思う。
ちゃんと生きて、ちゃんと死んでいこう、と。
いちばん短くて、いちばん長い3か月が始まった――。
現在の日本において3人に1人がガンで亡くなっています。ガンという病気は「非日常」のものではなく、誰もが自分自身や家族に突然起こりうる「日常」の出来事です。
このドラマでは、そんな「日常」に直面してしまった普通の青年とその家族の人生を真摯に丁寧に描きました。
- 製作著作
- 日本テレビ放送網
- 制作協力
- 日テレ アックスオン
- 放送期間
- 2013年8月24日
- 分数x話数
- 132分×1話
- 原作
- 大空への旅立ち
がんと闘いながらも夢見ていた未来
- チーフプロデューサー
- 神蔵克
- プロデューサー
- 河野 英裕
大倉 寛子
- 演出
- 菅原 伸太郎
- 脚本
- 橋部 敦子
- キャスト
- 大野 智
深田 恭子
山田 涼介
ミムラ
木村 文乃
あがた 森魚
嶋田 久作
光石 研
岸本 加世子
三浦 友和
2013年1月クールで放送した、木曜劇場「最高の離婚」は、目黒川沿いに住む二組の夫婦のリアルな日常を描いたドラマ。自動販売機設置会社のサラリーマン・濱崎光生(瑛太)と、かなり大ざっぱな妻・結夏(尾野真千子)の夫婦と、光生の元カノ・灯里(真木よう子)とその夫・諒(綾野剛)の二組の夫婦が織り成す等身大のラブコメディ。脚本家・坂元裕二が生み出す「あるある、それ分かる」といったセリフの数々が4人の役者によって表現され、桑田佳祐の主題歌「Yin Yang(イヤン)」に合わせて、4人が妖艶(ようえん)に踊るエンディングも話題となり、老若男女問わず支持を受け、放送終了後も数々の賞を受賞した。
「最高の離婚 Special 2014」は、その連続ドラマ「最高の離婚」最終回の物語の1年後を描いた作品。4人はどんな思いで、どうやって生活しているのか? あの時いろいろなことがあって少し分かり合えたはずの二組の夫婦。“夫婦とは一体何なのか?”“一緒に生きていくってどういうこと?”1年経って、4人に答えは出ているのだろうか?4人はそれぞれなにが大切なのか気付くことはできるのか? そしてそれを守ることはできるのか?“寝台特急カシオペア”の中で、大変な騒動が繰り広げられる…!?
- 制作著作
- フジテレビジョン
- 放送期間
- 2014年2月8日
- 分数x話数
- 145分×1話
- 統括プロデュース
- 清水一幸
- プロデューサー
- 浅野澄美
- 演出
- 並木道子
- 脚本
- 坂元裕二
- キャスト
- 瑛太
尾野真千子
真木よう子
綾野剛
臼田あさ美
岡田義徳
市川実和子
松尾諭
八千草薫
寺尾聰が演じる、19歳で交通事故に遭い、長年昏睡状態が続いていたが45年ぶりに突然目覚めた、心は19歳、体は65歳の男が、岡田将生演じるちょっと不器用な看護師に出会ったことで、失われた青春を取り戻す旅に出る、笑いあり涙ありの青春ヒューマンドラマ。
本作はWOWOW初の試みとして、フルHDの4倍の解像度を誇る新しい映像品質・4Kで制作したことでも話題となった。
医師の家系に育ち、自身も志すが医大に落ち続けた神谷猛(岡田将生)は、挫折感を抱きながら、東京の大病院に勤める父・司(鹿賀丈史)の元を去る。鬱屈とした気持ちのまま看護師として働き始めた神谷は、19歳で事故に遭ってから45年間眠り続けている身寄りのない飛田譲(寺尾聰)を担当することに。心情を吐露するように悩みや愚痴を語り掛けながらの看護を重ねる神谷。そんなある日、飛田が奇跡的に意識を取り戻す。
不良だった19歳の心のまま目覚めた飛田の体は、次第に回復していく。だが、45年間振り込まれ続けた入院費の秘密を知った飛田は、司の病院で研究対象となることを承諾する。一方、いつしか奇妙な友情を抱き始めた神谷は、飛田の失われた青春を取り戻す旅に出ようと病院から強引に連れ出す。64歳の不良少年・飛田と彼に「おっさん」と呼ばれる27歳の神谷との青春の旅が始まる。
- 製作
- WOWOW/大映テレビ
- 放送期間
- 2013年11月10日
- 分数x話数
- 110分×1話
- プロデューサー
- 岡野真紀子
徳田雄久
渡辺良介
- 監督
- 若松節朗
- 脚本
- 岡田惠和
- キャスト
- 寺尾聰
岡田将生
松坂桃李
有村架純
鹿賀丈史
松坂慶子
ローカル・ドラマ賞
1年に10日ほどしか現れないという“幸福のダルマ夕日”を見に、高知県西部の港町にやってきた松井美奈(安藤サクラ)。バツイチで子持ちの恋人との関係に悩む美奈には、どうしても大みそかまでに「ダルマ夕日」を見なければならない理由があった。
港で偶然出会った地元漁師の小松勇(高橋努)から「ダルマ夕日」に詳しいという浜田公子(倍賞美津子)を紹介され、公子が営む居酒屋兼旅館にタダで泊まらせて貰うことになる。
公子の親切を気軽に受け止めたのはいいが、店の買い出しや大掃除など公子の用事に無理矢理付き合わされることになる美奈。そして、町の皆から「お母ちゃん」と慕われる公子の“お節介”に戸惑い始める。
そんなあるとき、見ず知らずの子どもを叱った公子がその子の父親(田中要次)と衝突する。美奈は、騒動を起こしながらも「夕日を見に行く」という公子に反撥。同時に、子どもへの愛情に親子であることは関係ないと気づかされる。そこに、恋人・孝之(戸田昌宏)とその息子・聡が現れて…。
はたして美奈は「ダルマ夕日」を見ることができるのか。そして、美奈の決断とは。
“母親”になることの意味と葛藤に向き合ったヒューマン・コメディー。
- 制作著作
- NHK高知放送局
- 放送期間
- 2014年3月19日
- 分数x話数
- 59分×1話
- プロデューサー
- 上田 拓
- 演出
- 橋本 万葉
- 脚本
- 𠮷澤 智子
- キャスト
- 安藤 サクラ
高橋 努
戸田 昌宏
田中 要次
倍賞 美津子
理沙子(霧島れいか)焼きものの街、愛知県常滑市のトイレタリーメーカーの敏腕課長。反抗期の娘からは「ママみたいになりたくない」と言われながらも、理解ある夫や妹に助けられ、2児の母親として仕事と家庭を両立させながらキャリアを重ねていた。
自分にも他人にも厳しい理沙子は、部下の奈津(佐藤仁美)が出産後、子どもを理由に早退・遅刻を繰り返すと、切り捨てるかのように総務部に人事異動させ、若手の望(佐津川愛美)に仕事を任せ始める。
そんな折、望は同僚社員・山内の子を妊娠、シングルマザーとして産むつもりだという。結婚する気のない山内は、上司の石川(池内万作)に助けを求める。石川は即座に望を関連会社に飛ばすよう手配し、山内だけをかばう。
そんな石川たちの姿を見て、自分もそれと変わらないことをしていたと気づいた理沙子。かつて切り捨てた部下の奈津や望を元の職場に戻すため、ある決断をすることに・・・。
“同質性”が重んじられてきた日本の社会で、
この先、どうしたら女性たちが女性らしさを失わず最大限、力を発揮することができるのか?
静かに苦しんできた働く女性たちが、強い気持ちで次の一歩を踏み出したくなる応援歌。
- 製作著作
- 中京テレビ
- 制作協力
- ホリプロ
- 放送期間
- 2013年12月22日
- 分数x話数
- 57分×1話
- プロデューサー
- 栗田美和
藤原努(ホリプロ)
- 監督
- 三島有紀子
- 脚本
- 西田直子
- キャスト
- 霧島れいか
佐津川愛美
佐藤仁美
前川泰之
ゴリ(ガレッジセール)
白鳥久美子(たんぽぽ)
広田思帆
吉田侑生
石橋けい
池内万作
個人賞
-
主演男優賞堺 雅人半沢直樹
-
主演女優賞満島ひかりWoman
-
助演男優賞吉田鋼太郎「花子とアン」 NHK
-
助演女優賞石原さとみ失恋ショコラティエ
-
脚本賞岡田惠和続・最後から二番目の恋
-
演出賞福澤克雄半沢直樹
-
特別賞主演:北大路欣也、泉谷しげる、志賀廣太郎三匹のおっさん~正義の味方、見参!!
-
特別賞「MOZU」等テレビドラマへのロケーション協力北九州フィルム・コミッション
-
Best Actor in Asiaキム・スヒョン©Digital Adventure
海外ドラマ特別賞
がまん強く微笑みを絶やさないおかゆ屋の主人ハジ・スラムは、妻ロディヤと母ウマーと暮らしている。根気強さと誠実さが幸いして、商売は繁盛。長年の夢だった家族揃ってのメッカ巡礼を実現させる。一方、隣りに住むムヒディン一家は、どういうわけかいつもスラム一家を目の敵にしている。彼らの娘のルマナー(チトラ・キラナ)がスラムの義理の弟ロッビと付き合うことまで禁じていたほどだ。スラム一家に関する悪い噂が立ったこともあった。次々と襲いかかる問題に立ち向かいながらも明るく前向きに生きているスラム一家の日常を描く。
ハジとは、メッカ巡礼を果たした男性につけられる称号。そんな頑張り屋の一家の日常は、私たちの生活や立ち居振る舞いを投影している。人は見栄を張りたがるもの。私たちは常に誠実でいい人であろうとして他人の目を気にしている。しかし往々にして理想と現実はかけ離れている。その矛盾が露呈したとき、私たちは照れ隠しに笑ってごまかしてしまう。愛しく個性豊かな面々=私たち自身そして身近にいる人々が、このドラマの登場人物なのである。
2年以上に渡りプライムタイムにオンエアされている国民的ファミリードラマ。インドネシアの映像業界の大御所の1人であるイマム・タントウィが原案を手がける。若者を中心に人気のチトラ・キラナの愛くるしい演技も話題に。毎回テーマを変え、インドネシア庶民の日常を描いた等身大の作品として、幅広い世代から圧倒的な共感と支持を得て、放送開始以来、視聴率は常にトップ10入り。国内テレビ番組での最高視聴率も記録、またテレビドラマシリーズ最長話数の記録を更新中の大ヒットシリーズである。
- 放送局
- RCTI
- 制作
- シネマート
- 初放送
- 2012年5月28日~継続中
- 放送時間
- 50分×1374話(2014年10月23日現在)
- プロデューサー
- レオ・スタント
- 監督
- ウチク・スプラ
- 原案
- イマム・タントウィ
- 脚本
- プルワ・カイダ
- キャスト
- マト・ソラー(ハジ・スラム)
ウチ・ビン・スラムット(ハッジャ・ロディヤ)
ナニ・ウィジャヤ(ウマー)
チトラ・キラナ(ルマナー)
アンディ・アスリル・ラーマン(ロッビ)
ラティフ・スィトゥプ(ハジ・ムヒディン)
- 受賞歴
- 2013年バンドン映画祭
最優秀テレビシリーズ賞/栄誉主演女優賞(チトラ・キラナ)/助演女優賞(メガ・アウリア)/脚本家賞
2013年Roy Morganカスタマー・サティスファクション賞
ドラマ・オブ・ザ・イヤー
2013年パナソニック・ゴーベル・アウォード
最優秀ドラマ賞/人気女優賞(チトラ・キラナ)
2014年 パナソニック・ゴーベル・アウォード
最優秀ドラマ賞
1609年、朝鮮の地に舞い降りた宇宙人のト・ミンジュン(キム・スヒョン)。自分の正体と超能力を隠し404年もの歳月を生きてきたが、地球での暮らしも残すところ3カ月。静かに故郷の星に帰る準備を進めていた。ところが、マンションの隣室にトップ女優チョン・ソンイ(チョン・ジヒョン)が引っ越してきたせいで、生活は一変! 次々と面倒に巻き込まれてしまう。地球人のトラブルには干渉しないと決めていたミンジュンだが、なぜか彼女のことは放っておけず、やがて彼女に惹かれている自分に気づくが…。 素性を隠しながら地球に暮らす超能力を持つ “宇宙人”とワガママだけれどどこか憎めない“トップ女優”とのピュアで不器用な恋模様を描く。
2011年の特別賞受賞作「ドリームハイ」、「太陽を抱く月」で絶大な人気を獲得、映画初主演作『シークレット・ミッション』も大ヒットを記録したキム・スヒョンが、ラブコメディに初挑戦。ヒロイン役には、映画『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョン。韓流の頂点に君臨する“No.1カップル”の豪華共演が話題を呼び、最高視聴率33.2%を記録した大ヒットドラマ。 第50回百想芸術大賞TV部門で最多6部門にノミネートされ、大賞を含む3冠の快挙を達成、ソウルドラマアワード2014でも主要部門を総なめにした。 アジア15カ国に番組販売されるなど、その人気は国境を越えて一大センセーションを巻き起こした。
監督は、東京ドラマアウォード2012特別賞受賞作「根の深い木~世宗大王の誓い~」を手がけたヒットメーカー、チャン・テユ。
-DVD情報-
Blu-ray SET1&DVD SET1:2015年1月7日発売 (Vol.1 ~7 同時レンタル開始)
Blu-ray SET2&DVD SET2:2015年2月4日発売 (Vol.8 ~14 同時レンタル開始)
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
- 放送局
- SBS
- 制作
- HB Entertainment
- 放送期間
- 2013年12月18日~2014年2月27日
- 番組尺
- 約70分×21話
- 監督
- チャン・テユ
- 脚本
- パク・ジウン
- キャスト
- キム・スヒョン(ト・ミンジュン)
チョン・ジヒョン(チョン・ソンイ)
パク・へジン(イ・フィギョン)
ユ・インナ(ユ・セミ)
- 受賞歴
- ソウル国際ドラマアウォード2014
韓流ドラマ部門:最優秀作品賞/主題歌賞/ 男優賞/ネチズン人気賞(キム・スヒョン)
第50回 百想芸術大賞
TV部門 大賞(チョン・ジヒョン)/OST賞/ 男性人気賞(キム・スヒョン)
“純金は溶かしても、その価値と輝きを失わない。同様に、意志の固い人は、どんな試練にも耐えられる。”
貧しい家庭に育ち、金持ち男性たちとの結婚と離婚を繰り返すラムヨン。彼女の人生にとって大事なものはゴールド、お金、酒と賭け事。家庭と自分の産んだ5人の子どもたちを顧みることなく奔放に生きた彼女は、やがて感染症にかかり精神障害を患うことに。
つらい日々のなか、彼女が頼ったのは、最初の夫サンとの間に生まれた長男で、父方の祖父の遺言に従って僧侶となっていたワンチャラムだった。心優しい彼は寺院を出て、母を献身的に支える。しかし、病状が悪化するばかりのラムヨンは、1人で家を出て、とある廃れた劇場に移り住んでしまう。そこは初恋の相手であるサンとの思い出の場所だった。劇場で最期を迎えた彼女の亡骸を見つけたのは、サンとワンチャラムだった。
実母から十分な愛情を受けることなく過酷な幼少時代を送ったにもかかわらず、純粋で美しい慈しみの心を持ち続けたワンチャラムは、後にアメリカに留学。その地で生涯の伴侶となる同郷の女性との運命的な出会いをする。
2013年タイ国内で放送されたドラマの中で最高視聴率20.6%を記録した大ヒットドラマ。 過去2回制作されている同名ドラマ 3度目のリメイクとなる。
今回監督を務めたのは、オリジナル版では俳優として出演したポンパット・ワチラバンジョン。東京ドラマアウォード2012特別賞受賞作『ロイ・マイ~絹の縁~』に続き、本作で国内の賞を総なめにした。
- 放送局
- チャンネル3
- 制作
- アクト・アート・ジェネレーション
- 放送期間
- 2013年10月8日~11月25日
- 放送時間
- 20時25分~22時30分毎週月曜・火曜日(全14回)
- プロデューサー
- デーン・タンヤー・ソーポン
- 監督
- ポンパット・ワチラバンジョン
- 原作
- ボータン
- 脚本
- インヨット・パンヤー
- キャスト
- ナタウット・サキッジャイ(サン)
ウォラヌット・ピロムパックディー(ラムヨン)
ジラユ・タンシリースック(ワンチャラム)
アムパー・プーシット(レー)
- 受賞歴
- 第28回タイTV Gold賞2014
最優秀作品賞/監督賞/助演女優賞
第5回Nataraja賞2014
最優秀作品賞/監督賞/主演女優賞/主演男優賞/脚本賞 ほか計9部門受賞