TOKYO DRAMA AWARD
2016
東京ドラマアウォード 2016

連続ドラマ部門

グランプリ

あさが来た

連続テレビ小説第93作の「あさが来た」は、連続テレビ小説初の江戸時代からスタート。
幕末から明治時代という激動の時代を明るく前向きに生き抜き、炭鉱事業や生命保険会社そして、日本で初めての女子大学校設立に尽力したヒロインあさ(波瑠)の物語。
  幕末の京都に生まれたあさは、相撲が大好きなおてんば娘。箏や裁縫などの習い事に熱心な姉・はつ(宮﨑あおい)とは、好対照。大阪有数の両替屋、加野屋に嫁いだあさは、明治の動乱で倒産の危機を迎える。するとあさは、持ち前の負けん気で、商いに興味のない趣味人の夫、新次郎(玉木宏)の支えを得て、当主の正吉(近藤正臣)や、大阪経済の父と呼ばれる五代友厚(ディーン・フジオカ)から商いを学び、炭鉱事業を立ち上げていく。九州の炭鉱では炭鉱夫たちと寝食を共にし、あさは懸命に働く。
 一方、姉のはつが嫁いだ両替屋は倒産。はつは家族と共に和歌山でみかん農家として再出発する。必死で働き、はつの家族は生き抜いていく。
あさはさらに持ち前の負けん気で銀行事業をはじめる。そして女子教育の発展のため日本初の女子大学の設立に尽力していく。50代で大学生となったあさは、これからの日本について、女性の役割について女子大学生と共に語り合っていく…。
 モデルは、時代に先駆け、銀行、生保を設立し、後には、日本最初の女子大学設立に尽力した実在の人物・広岡浅子。
 幕末から明治期の大阪の文化、風習、言葉を丹念に取材し、映像化し伝えていることも高く評価された。舞台地、大阪の活性化、また明治文化に注目させることで、連続テレビ小説の使命でもある地域貢献に大きく寄与した。
  放送開始から、多くの視聴者の共感を集め、 最高視聴率は、27.2%(12月4日関東地区)を記録。放送期間平均視聴率は23.5%(関東地区)で連続テレビ小説として今世紀最高の平均視聴率を記録した。

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製作著作
日本放送協会
放送期間
2015年9月28日~2016年4月3日
分数x話数
15分×156回
原作
古川智映子「小説 土佐堀川」
統括プロデュース
佐野元彦
プロデューサー
福岡利武
熊野律時
監督/ 演出
西谷真一
新田真三
佐々木善春
脚本
大森美香
キャスト
波瑠
玉木宏
ディーン・フジオカ
寺島しのぶ
升毅
柄本佑
三宅弘城
風吹ジュン
近藤正臣
宮﨑あおい

優秀賞

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

幼い頃に女手一つで育ててくれた母を亡くした音(有村架純)は、育ての親のもと、北海道のさびれた町で暮らしていた。家政婦扱いされて育った音は「あきらめること」を教え込まれてきたため、そんな状況をただただ受け入れて生きていた。
 練(高良健吾)は東京の運送会社で引っ越しの仕事に就いていた。福島で農業に従事する祖父に育てられた練は人を疑うことを知らない。祖父がだまし取られた畑を買い戻すために上京した練は、運送会社の先輩たちから酷くこき使われ、毎日へとへとになるまで働いていた。給料は安く、貯金などできないまま、古ぼけたアパートで苦しい生活を送っている。
 ある日、練は、悪友の晴太(坂口健太郎)が旅先の北海道で拾ったというカバンの中から古ぼけた手紙を見つける。「音へ」と書かれたその手紙を読んだ練は、これは絶対に持ち主に返さなければならないと強く感じ、会社のトラックを飛ばして北海道へと向かう。それが、音と練の人生を大きく変えるきっかけとなるのだった――
  それぞれに辛い過去を背負っているにも関わらず明るく前向きに生きている音と練、二人を取り巻く木穂子(高畑充希)、朝陽(西島隆弘)、小夏(森川葵)、晴太という六人の若者たちの姿を「人生はきつい、でも恋をしてるときは忘れられる」をキーワードに、東京という街で生きていく上で直面する過酷な現実とともに描いていく、リアルラブストーリー。

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制作著作
フジテレビジョン
放送期間
2016年1月18日~3月21日
分数x話数
54分×10回(拡大回あり)
プロデューサー
村瀬健
監督/ 演出
並木道子
石井祐介
髙野舞
脚本
坂元裕二
キャスト
有村架純
高良健吾
高畑充希
西島隆弘
森川葵
坂口健太郎
高橋一生
松田美由紀
小日向文世
八千草薫
下町ロケット

元宇宙科学開発機構の研究員で、現在は父親が遺した下町の工場で経営者として第二の人生を送っている佃航平。年頃の娘・利菜との仲は多少ギスギスしているものの、メインの小型エンジンの売り上げは好調で順調に売り上げを伸ばしていた。
 しかし佃には、決して諦めきれない夢があった。それは、研究員時代に儚くも崩れ去った、純国産ロケットエンジンの開発だ。独自でロケットエンジンの開発に力を入れすぎてしまい、開発費を使いすぎた佃製作所は、小型エンジンの売り上げを食いつぶし、業績は下降気味になってしまっていた。
 そんなある日、大手取引先から突然取引中止を宣告されてしまう。大口の取引先を失い資金繰りに窮した佃は運転資金を確保するため、メインバンクに向かうが、銀行からは実用の目処が立たないエンジンの開発を継続して開発していくのであれば、融資をするのは難しいと言われ、佃は開発を諦めることを迫られる。
 一方、日本を代表する大企業・帝国重工は純国産のロケット計画にまい進していたが、自社で開発したバルブシステムが、佃製作所が保有している製品特許に触れるものだと判明。何としても、バルブシステムの特許が欲しい帝国重工がとった策とは…?
 決して諦めない男の夢と、社員たちのプライドを乗せ、下町の雑草魂が今、ロケットを打ち上げる!

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制作著作
TBSテレビ
放送期間
2015年10月18日~12月20日
分数x話数
1話120分/10話85分/2・9話75分
3・4・5・6・7・8話 60分
原作
池井戸潤 
『下町ロケット』(小学館文庫刊)
『下町ロケット2 ガウディ計画』
(小学館刊)
プロデューサー
伊與田英徳
川嶋龍太郎
演出
福澤克雄
棚澤孝義
田中健太
脚本
八津弘幸
キャスト
阿部寛
土屋太鳳
立川談春
安田顕
真矢ミキ
恵俊彰
小泉孝太郎
倍賞美津子
吉川晃司
杉良太郎
沈まぬ太陽

未曽有の航空機墜落事故という悲劇の裏で信念を貫き巨大組織で生きる者たちを描く物語。  国民航空の労働組合委員長・恩地元(上川隆也)とその同志で副委員長の行天四郎(渡部篤郎)は、死亡事故が起きるほど劣悪な労働環境の改善を目指し経営陣と激しく対立する。空の安全を第一に考え、時に愚直に行動する恩地は経営幹部に疎まれ、海外の僻地へ左遷されてしまう。一方現実主義の行天は恩地と決別し、幹部に取り入りながらも自らの理想の会社像を追い求め出世していく。
 やがて、空の安全を軽視した国民航空は大型旅客機の墜落事故という未曽有の惨劇を引き起こす。日本に戻っていた恩地は遺族係となり、尊い命を奪われた遺族たちの深い悲しみに真摯に向き合う。そんな中、日本政府は国民航空の建て直しのため、関西紡績の国見にトップ就任を要請。会長に就いた国見は恩地を会長室部長として呼び寄せ、組織にはびこる不正を調査させる。恩地は失墜した会社の再生を信じて奔走するも、その前に立ちはだかったのは常務にまで上り詰めた行天だった――。

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製作
WOWOW、角川大映スタジオ
放送期間
2016年5月8日~9月25日
分数x話数
50分×20話
原作
山崎豊子『沈まぬ太陽』
(新潮文庫刊))
プロデューサー
青木泰憲
徳田雄久
椿宜和
稲葉尚人
監督
水谷俊之
鈴木浩介
脚本
前川洋一
キャスト
上川隆也
長塚京三
夏川結衣
國村隼
渡部篤郎
ゆとりですがなにか

脚本・宮藤官九郎
    ×
岡田将生×松坂桃李×柳楽優弥×安藤サクラ
    ×
演出・水田伸生!!

2002 年に行われた教育改正によって誕生した、<ゆとり世代>。 完全週休2日制、授業内容・時間数削減、相対評価から絶対評価へ……
<野心なし><競争意識なし><協調性なし>
と他の世代からナメられる1987 年生まれの「ゆとり第一世代」は今年29 歳。人生の岐路を迎える。

……果たして「ゆとり世代」は本当に「ゆとり」なのか?

仕事に家族に恋に友情に、迷い、あがきながらも懸命に、リフジンに立ち向かうアラサー男子3人。かれら を中心に、毎日に奮闘する人たちが行き交う、”ゆとりなんてない”人間ドラマ!

宮藤官九郎×水田伸生 の強力タッグで、世の中の「モヤっ」を掬い上げ笑いと涙てで剣を刺します!

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製作著作
日本テレビ
制作協力
AXON
放送期間
2016年4月17日~6月19日
分数x話数
55分×全10話
統括プロデュース
伊藤響
プロデューサー
枝見洋子
演出
水田伸生
脚本
宮藤官九郎
キャスト
岡田将生
松坂桃李
柳楽優弥
安藤サクラ
太賀
島崎遥香(AKB48)
手塚とおる
青木さやか
中田喜子
吉田鋼太郎
民王

念願の内閣総理大臣の座を手にした武藤泰山(遠藤憲一)。彼には出来の悪い息子・翔(菅田将暉)がいた。父親に反抗する翔は、知り合いのカレー屋に居候し、家出同然状態だった。意気揚々と新政権の運営に乗り出す泰山だが、就任早々、予算委員会で予想外の事件が起こる。「内閣総理大臣、武藤泰山君」答弁を求められた瞬間、なんと、泰山と翔の心と身体が入れ替わってしまったのだ。泰山の見た目の翔は、閣僚たちが注目する前で「こ、国会ですか・・?」ととんちんかんな発言とともに失神してしまう。
 国家的危機として、公設第一秘書の貝原(高橋一生)官房長官の狩屋(金田明夫)が召集され、翌日からの国会をどう乗り越えていくか、武藤家私邸で対策会議が開かれる。総理大臣の任務を翔が引き受け、翔の就職活動は代わりに泰山がやることに。国会答弁では小学生レベルの漢字の読み間違いを連発するなどトラブルが続発、苦闘の日々が続くが、翔の真っ直ぐでピュアな発言は時にふと、人々の心を掴み外交や国内政治において奇跡的な成功をもたらす。大学生の立場を経験した武藤泰山もまた、党利党略にまみれて失っていた政治家としての初心をやがて思い出し、真の「民王」を目指すようになる。

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制作著作
テレビ朝日
制作協力
アズバーズ
放送期間
2015年7月24日~9月18日
分数x話数
60分×8話
原作
池井戸潤「民王」(文春文庫)
統括プロデュース
大川武宏
プロデューサー
飯田爽
監督/ 演出
木村ひさし
本橋圭太
山本大輔
脚本
西荻弓絵
キャスト
遠藤憲一
菅田将暉
本仮屋ユイカ
知英
山内圭哉
六角精児
高橋一生
金田明夫
草刈正雄
西田敏行
釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助

1979年の連載開始から現在まで続く大人気コミックが原作で、22年間に渡り全22作が公開されて国民的映画シリーズにもなった「釣りバカ日誌」初の連続テレビドラマ。映画シリーズとは一味違い、誰も見たことがない“新入社員時代のハマちゃん”が主人公で、舞台は2015年。2020年の東京オリンピックに沸く大手ゼネコンに入社した“超マイペース”な新入社員・浜崎伝助が彼なりの一生懸命さで、前向きに生きていく様をコミカルに描いた。
 主人公の浜崎伝助は幅広い世代から人気・好感度ともに急上昇中の若手実力派俳優、濱田岳。スーさんこと鈴木建設社長・鈴木一之助には、映画シリーズでハマちゃんを演じた西田敏行。会社では“社員と社長”で、釣りでは“師匠と弟子”。上下関係が「公」と「私」で入れ替わるおなじみのシチュエーションはそのままに、安心して笑える“お約束”が子供から大人まで幅広い視聴者に受け入れられた。釣りに仕事に、時には恋に…!?
 ちょっと生意気だけど憎めない新入社員・浜崎伝助の真っ直ぐで自由な生き様が痛快な、「釣りバカ日誌」始まりの物語。

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製作
テレビ東京 松竹株式会社
放送期間
2015年10月23日~12月11日
分数x話数
全8話(レギュラー54分)
※初回、最終回2HSP
原作
『釣りバカ日誌』
『釣りバカ日誌番外編
新入社員浜崎伝助』
(作:やまさき十三 画:北見けんいち 小学館『ビッグコミックオリジナル』連載)
チーフプロデューサー
岡部紳二(テレビ東京)
プロデューサー
浅野太(テレビ東京)
齋藤寛之、竹内絵唱(松竹)
監督
朝原雄三
児玉宣久
石川勝己
脚本
佐藤久美子
山岡順平
石川勝己
キャスト
濱田岳
広瀬アリス
吹越満
駿河太郎
きたろう
葉山奨之
榊原郁恵
市毛良枝
伊武雅刀
西田敏行

単発ドラマ部門

グランプリ

赤めだか

談春は少年時代のある日、立川談志の落語を見たことをきっかけに落語家になることを決意する。談志から「親の許しがあるならば弟子にしてやる」と言われた談春であったが、案の定両親は猛反対。しかしあの手この手で親を説得して、弟子入りを果たす。
 だが弟子としての日々は、決して生易しいものではなかった。新聞配達をしながら談志の家に通い「身の回りの世話」をする日々。部屋の掃除から、買い物、猫を追い払う、金魚に餌をやる、などの覚えきれない程の仕事を命じ、最後に必ず厳しいチェックをするといった感じが続いた。雑用の日々に腐っていた談春に、やっと師匠が稽古をつけてくれることになった。
 これで落語の勉強ができると喜んだのもつかの間、ひょんなことがきっけで師匠を怒らせてしまい、一年間築地に奉公に出される始末。これでは破門といっしょだと、やる気をなくす談春だったが、実はそこには師匠の愛があった…。
 17歳という若さの立川談春が、「天才」「風雲児」と言われた故・立川談志のもとに弟子入りし、弟子仲間たちと苦楽を共にしながら成長していく様子と、誰よりも落語を愛し、落語に挑み続けた男・立川談志の破天荒な生き様を中心に超豪華キャストで鮮やかに描き出す。

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製作著作
TBSテレビ
放送期間
2015年12月28日
分数x話数
150分x1話
原作
立川談春 『 赤めだか 』(扶桑社刊)
プロデューサー
伊與田英徳 
渡瀬暁彦
演出
タカハタ秀太
脚本
八津弘幸
キャスト
二宮和也
ビートたけし
濱田岳
宮川大輔
清野菜名
北村有起哉
香川照之
リリー・フランキー
薬師丸ひろ子
笑福亭鶴瓶

優秀賞

経世済民の男

日本が近代的な国民国家を目指した明治元年から、間もなく150年。日本は数度の戦争を経験し、壊滅的な敗戦の果てに奇跡の復興を遂げ、「経済大国」と呼ばれるまでになった。「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」、中国古典にある「経済」という言葉の語源になった言葉を、日本経済の礎を築いた3人の男たちと重ねた物語。
 一人目は、「日本のケインズ」と評される高橋是清(オダギリジョー)。日露戦争では、大国ロシアに対抗する戦費を奇跡的に調達!戦後は、7度の大蔵大臣として日本経済を支えた財政の達人を描く。二人目は、阪急電鉄、阪急百貨店や宝塚歌劇団をユニークな手法で創設。現在にも通じるビジネスモデルを作り上げた小林一三(阿部サダヲ)。三人目は、戦後、日本の電力環境を整えるため、GHQに真っ向から喧嘩を打った「電力の鬼」と呼ばれた男、松永安左エ門(吉田鋼太郎)。
 夢と希望と笑いと熱意とにまみれた男たちの波乱万丈の生涯を描いたのが、放送90年ドラマ「経世済民の男」シリーズです。

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製作著作
日本放送協会
放送期間
2015年8月22日~9月19日
分数x話数
59分×5話
統括プロデュース
1・2話:山本敏彦
3・4話:岡本幸江
5話  :青木信也
監督/ 演出
1・2話:田中健二
3・4話:梛川善郎
5話  :柴田岳志
脚本
1・2話:ジェームス三木
3・4話:森下佳子
5話  :池端俊策
キャスト
オダギリジョー
(1・2話:高橋是清)
阿部サダヲ
(3・4話:小林一三)
吉田鋼太郎
(5話: 松永安左エ門 )
谷原章介(高橋是清編)
奥田瑛二(小林一三編)
伊東四朗(松永安左エ門編)
壇蜜(高橋是清編)
瀧本美織(小林一三編)
伊藤蘭(松永安左エ門編)
舘ひろし(高橋是清編)
この街の命に

動物愛護センターに行政獣医として配属された牧田洋(加瀬亮)は国の法律に従い業務を遂行する。飼えなくなった、鳴き声がうるさい、かまれたなど、さまざまな理由で捨てられた犬や猫を殺処分する業務だ。彼は“誰かがやらなければならない仕事”と自分に言い聞かせながらも悩み苦しんでいる。同僚の行政獣医・幡枝亜紀(戸田恵梨香)は病院に通い精神安定剤が手放せず、作業班の志賀悟(渋川清彦)は「犬がしゃべる」と言いだし悪夢にうなされる。センターは来る日も来る日も不要となった犬猫を引き受け、処分する。職員の誰もが心にふたをして業務を続けていた。
 そんなある日、獣医・高野綾子(田中裕子)がセンターの新所長として配属される。高野は着任早々、処分する犬と猫に名前を付けるように指示し、ボランティアのトリマーを呼び寄せ動物たちをきれいにする。結局処分する動物たちに手間もお金もかけて接する高野に対して、職員たちは戸惑い反発する。一方、牧田は少しずつでも現状を変えるという高野の強い意志に背中を押されて、前向きに仕事に取り組むようになっていく。しかし、無責任な飼い主はいなくならず、職員たちは大きな選択を迫られる。

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製作
WOWOW、ViViA
放送期間
2016年4月2日
分数x話数
100分 × 1話
プロデューサー
徳田雄久
藤田恵里香
岩下英雅
監督
緒方明
脚本
青木研次
キャスト
加瀬亮
戸田恵梨香
渋川清彦
熊谷真実
田中裕子

ローカル・ドラマ賞

三つの月

地元岐阜県出身の脚本家・北川悦吏子とCBCテレビが、世界文化遺産の白川郷を舞台に大人の恋物語を描く。
“人は何歳まで恋をするのか?”女性も多様な生き方を選択できるようになった今、人生とは?生きるとは?“大人の恋”を通して考える。

<あらすじ>
 山間に佇む木造校舎の講堂で、繭と、東京から校歌を作りに来た作曲家・秋風は出会う。繭は夫と小さな食堂を営んでいるが、商売はうまくいってない。その上、癌で入院している義母・綾の看護もしている。 繭と秋風は、お互いのことを語り合い心を通わせる。ある夜、繭は講堂で作曲に来た秋風と出くわし、自らの息苦しい日常を吐露し涙を流す。一方、秋風も曲が作れなくなり東京から逃げて来たことを告白する。自然に抱き合いキスをするふたり…。
 ある日、病室で繭は初老の男・並木に会い、そのとき綾が口紅を付けていることに気づく。綾は繭に、並木は最初の夫であり、離婚後結婚した相手が亡くなって、今は生きている者同士一緒にいるのだと伝える。同じ恋でも、見る場所によって違ったものに見えると…。
 暫くして秋風は、手紙と繭のために作った曲を残して東京へ帰ることに。一緒に東京に行こうという手紙に、繭は全てを捨てる決心をしたのだが…。

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製作著作
CBCテレビ
制作協力
国際放映
放送期間
2015年10月3日
分数x話数
71分×1話
統括プロデュース
堀場正仁
プロデューサー
大谷佐代
櫻井美恵子
演出
堀場正仁
脚本
北川悦吏子
キャスト
原田知世
谷原章介
菅原大吉
山本 學
八千草薫
インディゴの恋人

日本屈指の水郷・倉敷の詩情豊かな町並みを舞台に描かれるヒューマンストーリー。 

 ジャズピアニストを諦めて、デニムの加工職人として生きている主人公・健二が、街に流れ着いた漂泊の女流画家に恋をする。しかし、彼女には人には伏せている罪深い過去があった。
 淡く芽生えた恋心と疑心との間で乱れる健二の胸中。二人の恋の行方を通して、“心の傷”に向き合い乗り越えていく赦しの尊さを描く。

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制作著作
NHK岡山
放送期間
2016年1月27日
分数x話数
59分×1話
統括プロデュース
樋口俊一
演出
泉並敬眞
脚本
荒井修子
キャスト
新井浩文
美波
岡田義徳
山口まゆ
久保田紗友
青山草太
片岡鶴太郎

個人賞

  • 主演男優賞
    阿部 寛
    下町ロケット
    TBSテレビ
  • 主演女優賞
    波瑠
    あさが来た
    日本放送協会
  • 助演男優賞
    ディーン・フジオカ
    あさが来た
    日本放送協会
  • 助演女優賞
    木村佳乃
    僕のヤバイ妻
    関西テレビ
  • 脚本賞
    野木亜紀子
    重版出来!
    TBSテレビ
  • プロデュース賞
    伊與田英徳
    「下町ロケット」「赤めだか」
    TBSテレビ
  • 演出賞
    石井裕也
    おかしの家
    TBSテレビ
  • 演出賞
    土井裕泰
    「重版出来!」「コウノドリ」
    TBSテレビ

主題歌賞

  • 主題歌
    明日への手紙
    手嶌 葵
    いつかこの恋を思い出してきっと 泣いてしまう
    フジテレビジョン

海外ドラマ特別賞

韓国  「六龍が飛ぶ」

ユ・アイン主演、「六龍が飛ぶ」。
 放送開始初回から全50話にわたって同時間帯の視聴率トップを独走した話題作。
高麗王朝末期の乱世の中で、朝鮮王朝建国のために立ちあがった6人の英雄を描いた歴史エンターテインメント。政治的な駆け引きや陰謀が渦巻くこの王朝交代期は、「鄭道傳<チョン・ドジョン>」「大風水」「龍の涙」などのドラマでも注目を浴びた疾風怒濤の時代。「善徳女王」「根の深い木‐世宗大王の誓い‐」の人気脚本家コンビが再びタッグを組み、史実とフィクションを巧みに織り交ぜながら朝鮮の建国物語がエキサイティングに描かれる、韓国時代劇の最高傑作!

 高麗後期の14世紀。辺境の咸州に暮らすイ・バンウォンは、百戦百勝の名将である父イ・ソンゲのような強い男になることを夢見ていた。ところがある日、初めて都を訪れたバンウォンは、尊敬する父が悪徳官僚イ・インギョムの圧力に屈した姿を見て絶望する。そんな中、成均館の官吏チョン・ドジョンはイ・インギョム率いる都堂三人衆の企みを暴き、明との戦を阻止。その姿に感銘を受けたバンウォンは、都に残って成均館に入学する。
 時は流れ、6年後――。<新たな国を建設する>というチョン・ドジョンの志を知ったバンウォンは彼を探し始め、腐敗した高麗を終わらせるべく武術を極めたタンセ、重税に苦しむ村人を救いたいと願うプニ、立身出世を目指す剣客ムヒュルと出会う。彼らはチョン・ドジョンの暗号と運命に導かれ、イ・ソンゲのいる咸州に集結。やがて6人の勇者たちは、都堂三人衆を倒して新国家を築くという目標に向かって一つになるが…。

- DVD情報 -
2016年11月2日 DVDレンタル開始 全33巻
2016年11月16日DVD-BOX発売開始 全5BOX
発売元:フジテレビジョン/ポニーキャニオン
販売元:ポニーキャニオン

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放送局
SBS
放送期間
2015年10月5日~2016年3月22日
番組尺
70分 × 50話
監督
シン・ギョンス
脚本
キム・ヨンホン
パク・サンヨン
キャスト
ユ・アイン(イ・バンウォン)
キム・ミョンミン(チョン・ドジョン)
シン・セギョン(プニ)
ピョン・ヨハン(イ・バンジ)
ユン・ギュンサン(ムヒュル)
チョン・ユミ(ヨニ)
チョン・ホジン(イ・ソンゲ)
受賞歴
ソウル国際ドラマアワォ―ド2016 長編ドラマ部門 最優秀作品賞
第52回百想芸術大賞 ドラマ部門 男性最優秀演技賞 (ユ・アイン)
2015 SBS演技大賞 主要10冠獲得
タイ  「憎しみと愛の物語」

ひとりの母親の憎しみを発端に、2つの家族が3世代に渡って繰り広げる争いと悲劇を描く。

 夫の死が、同じ村に暮らす近所のアムの夫のせいだと決め込んだイエーム。彼女は孫を産んだばかりの息子プラヨンの若い妻でアムの娘アムポーンを呪い、あらゆる手を使って息子との仲を引き裂こうと画策、友人の娘(スダー)で色気仕掛けまで試みる。その後、酒におぼれるようになったプラヨンは若くして他界。傷心のアムポーンは幼い我が子を義母イエームに奪われたまま、街へと出て再婚する。
 一方、イエームの憎しみは、アムポーンの妹ウライにも向けられ、彼女もまた最愛の人の子供を身ごもったまま、別れざるを得ないのだった。

 10年後。アムポーンはタウィーと再婚し2人の子供がいる。イエームに奪われた息子に会いたいと願っているが、祖母から実の母を憎むよう教え込まれ育った本人は、アムポーンを忌み嫌っていた。そんな中、アムポーンの再婚後の息子は、知らずしてイエームの元にいる異父兄弟と恋敵に。さらに、ウライの娘と、イエームの孫(スダーと次男プラユーンの息子)との許されざる恋。子供たちの世代に入っても、両家族は複雑に絡み合い憎しみは深まっていく・・・。

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放送局
Channel 3
制作会社
Maker K Co., Ltd.
放送期間
2015年4月18日~5月29日
番組尺
105分x18話
監督
クリット・スックラモンコン
脚本
チュラーマニー
キャスト
ラットクラオ・アーマラディット(トンネン)
チンタラー・スカパット(メム)
ポーンチター・ナ・ソンクラー(ベンツ)
マナサナン・パンラートウォンサクン(ドーナツ)
パティパーン・パタウィーカーン(モス)
パチャタ・ナームパーン(ローム)
ウォラリット・フアンアロム(ノート)
ラター・ポーガーム(イン)
クンナナット・プリーヤーワット(ナムフォン)
ピサヌ・ニムサクン(ボーイ)
受賞歴
・第7回ナタラジャ・アワード(2016)
 ドラマ部門作品賞/主演女優賞/助演女優賞/監督賞/歌曲賞
・第30回TVゴールド・アワード(2016)
 ドラマ部門作品賞
ベトナム  「魅惑」

『魅惑』はベトナムの裕福な家庭で起こった事件についての物語。

トットは裸一貫から家電量販店を経営するまでに至るが、起業時から苦楽を共にして来た実弟バーの突然の死により暗雲が立ち込める。

その十数年後、ユンは、家政婦としてトット家に入り、トットの息子たちに次々と恋のトラップを仕掛ける。家業を継いだ長男のドンは、魅惑的なユンに夢中となり、次男のミンも次第にユンに魅了されていく。 ユンは、ドンとミンがお互いに嫉妬から憎しみに変わっていくのを狙っていたかのように...

ミンは、当時12歳の時に亡くなったバーの死について調べる内に、バーの婚約者だったミーも時を同じくして亡くなっていたことを知る。そして、そのミーはユンの母だった。貧しい農村に暮らしていたミーは、幼いユンの生活を楽にしてあげたい一心からバーと交際していたが、ある日突然失踪していた。
ミンが調べ上げたバーの死に至る証拠は、父親であるトットにより次々と消されていく。

ミンは、そんな父や家族に反発し、家業の競合相手である家電量販店に就職する。
兄弟間のビジネス争いが熾烈になり、ドンフン社は卑劣な手段を使って追い落とそうとするが、その悪質な手口は徐々にマスコミに明らかとなる。トットはメディアからの取材を逃れるため入院するが、そこで二度と会いたくなかった男と再会する。その男は....

母の死の理由を知り、恋愛ゲームを仕掛けるユン… 復讐か?愛情か?
ベトナムの経済格差と社会、家族の絆を絡めて展開する恋愛サスペンスドラマ。

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放送局
ホーチミン市テレビ局
制作会社
ホーチミン市テレビ局
フィルムスタジオ
放送期間
2014年9月23日~11月27日
番組尺
45分 × 39話
監督
チュオン・クアン・ティン
脚本
ミン・ヴィエン
キャスト
ガン・カン(ユン)
ファム・ホアン・グエン(ミン)
ソン・トゥン(ドン)
カン・ホアン(トット)
ミン・クエ(トゥエット)