TOKYO DRAMA AWARD
2019
東京ドラマアウォード 2019
連続ドラマ部門
グランプリ
「卒業式まで残り10日。私たちはただ、この場所を去るだけだった……はずなのに」
その日、いつものように教壇の前に立った3年A組の担任教師:柊一颯(菅田将暉)は、何気ない顔で生徒たちにこう言い放った。
「今から皆さんには、人質になってもらいます」
―――瞬間、校内で爆発が起きる。
落ちてきた天井によって逃げ場を絶たれるさくら(永野芽郁)ら3年A組の生徒たち。
ここから、たった10日という日々の中で刻まれる、柊一颯の文字通り『人生』と『命』を賭けた『最後の授業」が始まった。
3年A組の生徒たちに問う、一つの問題。
それは、彼らがわざと見て見ぬフリをしてこのまま学校を去ろうとしたある出来事。
3年A組の生徒:景山澪奈(上白石萌歌)が自ら命を絶ったその死の真相。
彼女はなぜ死ななくてはならなかったのか。彼女は何によって死に追い詰められたのか。
彼女の生きざまを通して、彼女の涙を通して、生徒たちに伝えるべき言葉を、想いを、柊一颯は「全身全霊」で伝えぬく。
―――そしてそれは、彼が「教師」として本当に生徒と向き合うことのできた初めての日々でもあった。
SNSなどのツールが普及し、コミュニケーションの仕方が大きく変わった現代の世の中。
その中で、「人質」という状況によって人と人との近接的な距離感を作りだし、「直接」想いを伝えることの意味と意義を表現した本作。
「生きる」こととは何か。誰かを「想う」こととは何か。忘れてはならない、心に「刻む」こととは何か。
脚本:武藤将吾氏が紡ぎ出す現代を生きる人々へのメッセージと、主演:菅田将暉が柊一颯という役柄を介してその「熱量」と「表現」で画面に向けて想いを吐き出すその生き様が見ている人々の心を打ち、10代の若きティーンネイジャーを中心に一大ムーブメントを巻き起こす。
また、生徒役で出演していたフレッシュな俳優陣も回を追う毎にその成長していく様を丁寧に演じ抜き、一人一人が日々ネットニュースを騒がすように注目を浴びることとなり、社会現象となった。
このドラマは、学園ドラマというジャンルの中で、そのジャンルの枠組みを超え、時代と見てくださるすべての人々に物語の想いを突き刺すことに挑戦した作品である。
- 製作著作
- 日本テレビ放送網
- 制作協力
- AXON
- 放送期間
- 2019年1月6日~ 3月10日
- 分数x話数
- 55分×10話
(初回放送のみ30分拡大)
- チーフプロデューサー
- 西 憲彦
- プロデューサー
- 福井雄太
- 演出
- 小室直子
鈴木勇馬
水野 格
- 脚本
- 武藤将吾
- キャスト
- 菅田将暉
永野芽郁
片寄涼太
川栄李奈
上白石萌歌
萩原利久
今田美桜
大友康平
田辺誠一
椎名桔平
優秀賞
町の小さな産婦人科医院を舞台に、ひとりの感性豊かな少女の目線で、“命とは何か”を問い、見つめてゆく物語。女性を中心に圧倒的な共感を呼んでいる沖田×華さんの漫画作品を、NHK総合初執筆となる安達奈緒子さんの脚本でドラマ化。主人公を演じたのはドラマ初主演の清原果耶さん。物語は幸せな出産ばかりでなく、中絶や母体死亡といった産婦人科の“影”の部分にも向き合いながら、時に明るく、時に切なく、主人公たちの命への“祈り”にも似た想いをつむいでゆく。観ていてどこかほっこりする、でも心の底までズドンと来るような、そんなシリーズ作品を目指した。
<あらすじ>
1997年・夏。17歳のアオイは、アルバイトの看護師見習いとして「由比産婦人科」へやって来た。いきなり中絶手術の現場を目の当たりにし、衝撃を受ける。しかし、何事も丁寧にあたる院長・由比や、先輩看護師・紗也子、婦長・榊らスタッフは妊婦ひとりひとりにしっかりと向き合い、支えていた。アオイの母・史香は不器用な娘のことを心配するが、アオイは独特の感受性と根の優しさで、妊婦さんたちの心に寄り添ってゆく。「命って、何だろう…」産まれて来る赤ちゃんの圧倒的生命力にうち震えながら、アオイは自問自答し、少しずつ成長してゆく。
- 制作著作
- 日本放送協会
- 制作
- NHKエンタープライズ
- 放送期間
- 2018年7月20日~ 9月21日
- 分数x話数
- 43分30秒×10回
※最終回のみ48分
- 原作
- 沖田×華
「透明なゆりかご
産婦人科医院看護師見習い日記」
講談社
- 制作統括
- 須崎 岳
髙橋 練
- 演出
- 柴田岳志
村橋直樹
鹿島 悠
- 脚本
- 安達奈緒子
- キャスト
- 清原果耶
瀬戸康史
酒井若菜
マイコ
葉山奨之
水川あさみ
原田美枝子
あなたがもし、突然死んでしまうとしたら、PCやスマホに残されたデータをどうしますか―?
現在、スマホやPCという個人所有のデジタルデバイスには、あらゆる種類の膨大な個人情報が集積されている。仕事上の機密情報から口座情報、場合によっては不倫相手の写真や人に言えない趣味の動画まで、現代の人々にとって誰にも見られたくない“不都合な記録”。本作品は、そんな“不都合な記録”=「遺留記録」をテーマにした初めてのドラマである。
主人公・坂上圭司(山田孝之)と真柴祐太郎(菅田将暉)が生業とするのは、クライアントの依頼を受け、死後に不都合なデジタル記録をすべて“内密に”抹消する仕事。 しかし、2人は任務を遂行しようとするたび、様々な問題に巻き込まれ、 クライアントの人生とそこに隠された真相をひも解かねばならない状況へ追い込まれていくことに……。
亡くなった方の遺留記録を、人知れず消去(=dele /ディーリー 校正用語で削除の意)することを生業とした2人の若者が、死者の秘められた謎と真相に迫っていく。
- 制作著作
- テレビ朝日
- 制作協力
- 5年D組
- 放送期間
- 2018年7月27日~ 9月14日
- 分数x話数
- 60分×8回
- 原案
- 本多孝好
- ゼネラルプロデューサー
- 黒田徹也
- プロデューサー
- 山田兼司
太田雅晴
- 演出
- 常廣丈太
瀧本智行
- 脚本
- 本多孝好
金城一紀
瀧本智行
青島 武
渡辺雄介
徳永富彦
- キャスト
- 山田孝之
菅田将暉
麻生久美子
レディースクリニックの女医である北澤尚は、激しい恋はしたことがないけれど、将来有望な精神科医との婚約も決まり、順風満帆な日々を送っていた。
そんな時、新居への引っ越しの日、引っ越し屋の間宮真司と出会う。真司が自分の大好きな小説の作家だと分かり、一瞬にして恋に落ちてしまう尚。周囲に反対されながらも、真司との恋に突き進む尚だったが、その頃、彼女の体にある異変が起きる。若年性アルツハイマー病の発症だった。
記憶をなくしていく女医とそれを支える小説家、二人の10年間の愛の物語。
- 製作著作
- TBSテレビ
TBSスパークル
- 放送期間
- 2018年10月12日~ 12月14日
- 分数x話数
- 75分×2話、60分×8話
- プロデューサー
- 宮崎真佐子
佐藤敦司
- 演出
- 金子文紀
岡本伸吾
棚澤孝義
- 脚本
- 大石 静
泉澤陽子
- キャスト
- 戸田恵梨香
ムロツヨシ
富澤たけし
(サンドウイッチマン)
杉野遥亮
木南晴夏
小池徹平
黒川智花
夏樹陽子
草刈民代
松岡昌宏
原作は『大奥』『西洋骨董洋菓子店』など代表作を多数持つ漫画家・よしながふみによる『きのう何食べた?』。2019年10月現在も週刊モーニング連載中・単行本コミックスは累計発行部数500万部(電子版含む)突破の大人気作品の映像化。2LDKのマンションで暮らす男性同士のカップルの日常と日々の食卓を描いた作品。同性カップルの葛藤や生きづらさを扱いながらも、老いや家族といった誰もが共感する普遍的なテーマを描く作風が大きな支持を得た。また、原作のイメージを損なわない巧みなキャスティングも人気を支えた。
筧史朗(西島秀俊)は街の小さな法律事務所で働く雇われ弁護士。史朗の日課といえば、定時に事務所を出た後に近所の安売りスーパーへ向かい、吟味した食材で夕食を作ること。買い物を終え帰宅し、手際よく準備していく史朗。食卓に並ぶ料理を見ながら充実感に浸っているところへ、美容師の矢吹賢二(内野聖陽)が帰宅する。幸せな食卓を囲み和やかな時を過ごす2人は、“シロさん”“ ケンジ”と呼び合う恋人同士なのだ。ともに暮らす男性同士のカップルのほろ苦くもあたたかい毎日と、日々の食卓を描いた物語。
- 製作著作
- 「きのう何食べた?」製作委員会
- 制作
- テレビ東京/松竹
- 放送期間
- 2019年4月5日~6月28日
- 分数x話数
- 40分×12話
- 原作
- よしながふみ
『きのう何食べた?』(講談社)
- チーフプロデューサー
- 阿部真士(テレビ東京)
- プロデューサー
- 松本 拓(テレビ東京)
祖父江里奈(テレビ東京)
佐藤 敦
瀬戸麻理子
- 監督
- 中江和仁
野尻克己
片桐健滋
- 脚本
- 安達奈緒子
- キャスト
- 西島秀俊
内野聖陽
マキタスポーツ
磯村勇人
田中美佐子
矢柴俊博
田山涼成
志賀廣太郎
山本耕史
梶芽衣子
単発ドラマ部門
グランプリ
『自分の子供が殺人の罪に問われた時、あなたはどう向き合いますか?』
第37回吉川英治文学新人賞を受賞した、薬丸岳による同名小説『Aではない君と』を初テレビドラマ化。14歳の息子が突然、殺人容疑で逮捕され、困惑狼狽する父親が、次第に息子と向き合い、事件の「真相」へと迫っていく姿を赤裸々に描いたヒューマン・サスペンス。息子は本当に人を殺したのか……?息子が抱える“心の闇”とは……?そして、事件の裏側にあった衝撃の真実とは……?「少年犯罪」「贖罪」といった、昨今のドラマではなかなか取り上げることが難しいテーマに真正面から挑んだ問題作でもある。
大手建設会社に勤める吉永圭一(佐藤浩市)の元に前妻・青葉純子(戸田菜穂)から突然の電話が入る。離れて暮らす中2の息子・翼(杉田雷麟)が同級生への殺人容疑で逮捕されたと言う。さっそく接見するも何故かひたすら沈黙を貫き通す翼……。このままでは反省の色がないとして公開裁判「逆送」の可能性も高まる。そんな状況を打破するため、圭一は同じ年頃の子供を持つ弁護士・神崎京子(天海祐希)に助けを求めたのだが……。
苦悩する父親・主人公の吉永圭一役を佐藤浩市が熱演。吉永親子に根気よく寄り添う弁護士・神崎京子役として天海祐希が華を添えた。他に戸田菜穂、市川実日子、山本耕史、八嶋智人、寺島進、安田顕、仲村トオル、山﨑努ら、豪華キャスト陣が作品の趣旨に賛同して集結した。
製作陣には、その深い人間描写に定評ある脚本家・山本むつみ(「八重の桜」「ゲゲゲの女房」「コウノドリ」他)。演出には数々のヒット作を手掛け、今、一番勢いのある塚原あゆ子(「グランメゾン東京」「アンナチュラル」、映画「コーヒーが冷めないうちに」他)を迎え、社会派の真摯な姿勢とともに、エンターテイメント性を兼ね備えた作品が出来上がった。
テレビ東京開局55周年記念特別企画。
- 製作著作
- テレビ東京
- 制作協力
- TBSスパークル
- 放送日
- 2018年9月21日
- 分数x話数
- 138分 × 1話
- 原作
- 薬丸 岳「Aではない君と」
(講談社文庫)
- チーフプロデューサー
- 稲田秀樹( テレビ東京)
- プロデューサー
- 倉地雄大 (テレビ東京)
新井順子(TBSスパークル)
加藤章一 (TBS スパークル)
- 監督
- 塚原あゆ子
- 脚本
- 山本むつみ
- キャスト
- 佐藤浩市
天海祐希
杉田雷麟
戸田菜穂
市川実日子
山本耕史
八嶋智人
安田 顕
仲村トオル
山﨑 努
優秀賞
「詐欺の子」は全国10か所以上の少年院で、20名を超す元「受け子」や元「かけ子」の少年たち、また詐欺組織のトップにいた人間を取材し、実際に起きた複数の事件を基に制作したオリジナルドラマ。
舞台は2019年の東海地方。一人暮らしの光代(桃井かおり)に、娘をかたる女から特殊詐欺の電話がかかってきた。以前もだまされた経験のある光代は、警察のオトリ捜査に協力。現れた14歳の「受け子」、和人(渡邉蒼)の逮捕に貢献する。和人を送り込んだのは、「かけ子」の大輔(中村 蒼)と「見張り」の遠山(長村航希)。幼馴染で貧困育ちの2人は、詐欺を「老人の『死に金』を社会に還元する義挙」だと信じ、和人をはじめ未成年の「受け子」を被害者の元へ送り込み、荒稼ぎを繰り返していた。
和人の取調べが進み、遠山も逮捕される。大輔は様子を窺うため、遠山の裁判を傍聴する。するとそこに証人として光代が現れた。大輔は光代の証言から、彼女の実の息子は行方不明であり、前回は奇しくも大輔の電話に騙されて金を払ったこと、その後、光代の夫は自らを責めて自殺したことを知り衝撃を受ける。
詐欺は金銭だけでなく、家族の絆や命まで奪う。大輔は被害者の苦悩に、ようやく気付く。
- 制作著作
- 日本放送協会
- 放送日
- 2019年3月23日
21時00分~22時30分
- 分数x話数
- 90分×1話
- 制作総括
- 吉永 証
東野 真
- 演出
- 川上 剛
- 脚本
- 高田 亮
- キャスト
- 中村 蒼
長村航希
髙橋ひかる
渡邉 蒼
濱津隆之
坂井真紀
イッセー尾形
桃井かおり
米澤穂信のベストセラーミステリー短編集「満願」の中から「万灯」「夜警」「満願」を3夜連続でドラマ化。「満願」は、2014年度「このミステリーがすごい!」「本格ミステリー・ベスト10」「ミステリーが読みたい」3冠に輝いた。本作は、この傑作ミステリーを基に、緻密な謎解きはもちろんの事、岐路に立たされた人間の葛藤、業などを生々しく描きつつ、鮮烈な映像で表現したサスペンスドラマ。
第1夜「万灯」。主人公は、東南アジアでガス油田開発に携わる商社マン・伊丹。しかしプラント建設が、地元民の反対に遭い計画が頓挫。窮地に陥った伊丹は、恐ろしい犯罪に手を染め、己の業の闇に転落していく。
第2夜「夜警」。若い巡査が、人質になった民間人を守り殉職する。しかし、彼の本性をよく知る上司・柳岡は、その死を不審に思い調査を始めるが、やがてとんでもない事実に直面する。
第3夜「満願」。藤井が担当した被告人が、控訴を取りやめた。その被告人は、藤井の学生時代の下宿屋のおかみだった。彼女は被害者から、借金の形に肉体関係を強要されていたのだ。執行猶予の判決も有り得たが、被告人は、夫が病死したあと控訴を取り下げた。
- 制作著作
- 日本放送協会/ AXON
- 放送日
- 2018年8月14日~16日
- 分数x話数
- 59分×3話
- 原作
- 米澤穂信「満願」
- 制作統括
- 出水有三
仲野尚之
- プロデューサー
- 益岡正志
- 演出
- 第1夜「万灯」萩生田宏
第2夜「夜警」榊 英雄
第3夜「満願」熊切和嘉
- 脚本
- 第1夜「万灯」大石哲也
第2夜「夜警」大石哲也
第3夜「満願」熊切和嘉
- キャスト
- 第1夜「万灯」
西島秀俊
近藤公園
第2夜「夜警」
安田顕
馬場徹
第3夜「満願」
高良健吾
市川実日子
寺島進
文豪ユゴーの名作『レ・ミゼラブル』を、平成の30年間の日本に置き換えた大河エンタテインメント。1993年の神戸で、主人公・馬場純(ばばじゅん)は、母を騙して全財産を巻き上げた男を正当防衛の末に殺めてしまい、少年刑務所に収監される。その後、母は自殺し、病弱な弟の危篤を獄中で聞かされ脱走するも、弟はすでに死亡。絶望の淵で、自立支援施設を営む男性に拾われ、そこで弁護士を目指す青年・渡辺拓海(わたなべたくみ)と出会い親友となる。
しかし時は1995年、阪神大震災が起き、全壊した施設の下敷きとなった拓海から「これからはお前が俺として生きろ」と言われ、遺志を継ぎ、渡辺拓海として生きることを誓う。一方、純が殺めた男の息子・斎藤涼介(さいとうりょうすけ)も、事件で人生が一変。因縁の二人は、2004年の東京で、弁護士と刑事として出会ってしまう。心を許した渡辺拓海こそ、成り代わった馬場純だと見抜いた涼介は、純を捕らえようとするも逃してしまい、物語は純の潜伏先の2019年の福島へ-。逃亡者と追跡者、二人の男の長い旅路に終止符が打たれる。
贖罪と赦しをテーマに、平成という激動の時代を必死に生き抜いた二人の男と関係者たち、総勢17名の人々の生き様に光を当てた物語。
- 制作著作
- フジテレビジョン
- 放送日
- 2019年1月6日
- 分数x話数
- 174分×1話
- 原作
- ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」
- チーフプロデューサー
- 太田 大
- プロデューサー
- 野田悠介
- 演出
- 並木道子
- 脚本
- 浜田秀哉
- キャスト
- ディーン・フジオカ
井浦 新
山本美月
吉沢 亮
村上虹郎
清原果耶
松下洸平
長谷川京子
香里奈
奥田瑛二
ローカル・ドラマ賞
桐畑瑞樹(貫地谷しほり)は目の前に置かれた不思議なお菓子を眺めている……。「かんざらし」という白玉を蜜に入れたお菓子だ。
長崎県島原市にはこの「かんざらし」の名店といわれる「銀流」というお店があったのだが、20年前に閉店。それを今によみがえらせるため、地域おこし協力隊として市に雇われたのが瑞樹だったのだが……。
島原市おもてなし課の職員で「銀流」担当になった八田(遠藤憲一)は調子いいばかりで前任者からちゃんと引き継ぎをしていないし、完成しているはずの銀流のリニューアル工事は遅れに遅れているし、市長(前野朋哉)は無理難題ばかり言うし、バイトの舞香(長濱ねる)は腹黒いし、次々に降りかかってくる難題に、瑞樹は右往左往するばかり。
果たして、銀流は無事にリニューアルオープンできるのか?
雲仙普賢岳の麓にある長崎県島原市。そこで実際に起きた、地元スイーツの老舗が復活するまでの裏話を基にしたストーリー。NHK長崎放送局が制作。
- 制作著作
- NHK長崎放送局
- 放送日
- 2019年2月6日
- 分数x話数
- 59分×1話
- 制作統括
- 山中賢一
- 演出
- 佐藤玲衣
- 脚本
- 荒井修子
- キャスト
- 貫地谷しほり
遠藤憲一
樫山文枝
長濱ねる
和泉ちぬ
前野朋哉
宮﨑香蓮
田中がん
黄川田将也
関西の視聴率男と呼ばれ、本業の歌手でもチケットは即完売だった「やしきたかじん」にも、原点となる京都での長い下積み時代があった。
厳格な父に歌手への道を反対されたたかじんは、家を飛び出し京都へ。ハンバーガー店でのアルバイト時代には、自らのライブの歌を聞かない客の頭で生卵を割ったり、店の中で消火器をぶちまけたりと、荒れた日々を送る。そのころ祇園のスナックで働く劇団員の京子に一目ぼれ、京子を想い作った曲「ゆめいらんかね」でメジャーデビュー。簡単には売れずに一度は夢を諦めるたかじんだが、「歌手生活の最後に」参加した音楽祭でグランプリを獲得し、歌手として再出発、東京進出まで実現させる。
それでも、東京で作った曲を「歌いたくなかった」たかじんはレコード会社から独立、拠点を大阪へ。大阪で出会ったプロデューサーの「しゃべりができなあかん」という言葉に触発され、十数台のビデオデッキを購入しテレビを徹底研究。関西の視聴率男と呼ばれるようになっていく。さらに名曲「東京」が自己最高の大ヒット。歌手、タレントとして絶頂期を迎えるたかじんだが、「その日」は、突然訪れる……。
- 制作著作
- 関西テレビ放送
- 放送日
- 2018年11月20日
- 分数x話数
- 120分×1話
- プロデューサー
- 木村弥寿彦
佐野拓水
- 監督
- 木村弥寿彦
- 脚本
- 藤田智信
- キャスト
- 駿河太郎
中村ゆり
大東駿介
山口智充
西村和彦
石田明
松尾諭
村川絵梨
秋野暢子
オール巨人
個人賞
-
主演男優賞菅田将暉3年A組―今から皆さんは、 人質です―
-
主演女優賞清原果耶透明なゆりかご
-
助演男優賞横浜流星初めて恋をした日に読む話
-
助演女優賞黒木華獣になれない私たち
-
脚本賞安達奈緒子「透明なゆりかご」日本放送協会
-
演出賞福田雄一今日から俺は!!
海外ドラマ特別賞
中国で絶大な人気を誇り、日本でも芸能活動を行う女優・楊穎(アンジェラベイビー)が、不動産会社で働く新米セールスウーマンを演じる。「社長の息子」という身分を隠して入社する同僚を、人気若手俳優の鄧倫(ダン・ルン)が演じる、中国の不動産業界を舞台にした話題作。
不動産会社“Love & Home”花園店のセールスウーマン・程真真(アンジェラベイビー)は、真っ直ぐで明るい性格の新人社員。仕事でトラブルにぶつかったり、同僚に迷惑をかけたりしながらも、彼女は何事にも全力投球で向き合っている。
そんな彼女と仕事のパートナーを組むことになったのは、仕事の実力を証明するため、「社長の息子」ということを隠して入社した、邵橙(ダン・ルン)。程真真より3歳年下の彼は、ずる賢く、生粋の金持ち体質で彼女を悩ませる。境遇も仕事への向き合い方も違う彼らは衝突を繰り返しながら、タッグを組んで仕事を進める。そんな中、家庭や社会の厳しい現実を目の当たりにしながらも、顧客の要望に持ち前の誠実さで真摯に向き合う程真真を見て、邵橙の考え方も変化していき、そして徐々に程真真に惹かれるようになっていく……。
仕事と恋に奔走しながら成長していく、現代中国を生きる若者のラブストーリー。
- 放送局
- 東方衛視
浙江衛視
- 制作会社
- 陝西文投(影視)
芸達文化伝媒有限公司
- 放送期間
- 2019年5月19日~ 6月13日
- 分数×話数
- 45分×48話
- 監督
- 張思麟
- 脚本
- 梅英菊
- キャスト
- 楊穎
李暁峰
鄧倫
李芯逸
朱一龍
姚安濂
許娣
張晩意
譚凱
かつて国家情報院の要員だったことを隠したまま司祭になったヘイルは、怒りをコントロールできない「憤怒調節障害」に悩んでいた。そのため働いていた聖堂で問題を起こし、クダム市にあるクダム聖堂に左遷になってしまう。そこで師匠であるイ・ヨンジュン神父と出会い、平常心を取り戻していく。
しかし、地元の暴力団から土地の売却問題で脅迫されていたヨンジュン神父が謎の死を遂げ、濡れ衣まで着せされてしまう。頭にきたヘイルは警察に乗り込み、凄んでみるものの効果はなく、一人で捜査を進めてもみるのだが、留置場に入れられてしまった。
その後ヘイルは偶然見つけたヨンジュン神父の日記から、悪事を働いているクダム市カルテル(区庁長、警察署長、国会議員、部長検事、テボム貿易ファン・チョルボム代表)の存在について知り、教皇庁に自筆の手紙を送る。この手紙が思いがけず効果を呼び、ヨンジュン神父の死に関する再捜査が可能となる。ヘイルは自分も捜査に加わることを条件に、クダムカルテルが指名した最高のおとぼけ刑事、ク・デヨンとコンビを組み、事件の真相究明に乗り出す。
- 放送局
- SBS(Seoul Broadcasting System)
- 制作会社
- サムファネットワークス
- 放送期間
- 2019年2月15日~ 4月20日
- 分数×話数
- 70分×20話
- 監督
- イ•ミョンウ
- 脚本
- パク•ジェボム
- キャスト
- キム・ナムギル
イ・ハニ
キム・ソンギュン
- 受賞歴
- ・第46回韓国放送大賞作品賞(2019)/ 作品賞
・第14回ソウルドラマアワード(2019)/ 非コンペティション部門韓流ドラマ最優秀作品賞
「運命の愛」はアジア広域で人気を博したドラマシリーズで、タイでは地上デジタル放送開始(2014年)後に放送となったテレビ番組の中で最高視聴率を記録した。
ラブコメディ、歴史、ファンタジーの要素が織り交ざった本シリーズはロケ地に観光客を呼び込み、タイの伝統服や伝統料理(テナガエビの炭火焼やフォイトーンというポルトガル由来のスイーツなど)の流行を生み出したが、その成功は綿密に練られた脚本、衣装、ロケーションの賜物だ。
物語の舞台は、外国人を広く受け入れ栄華を極めたナーラーイ大王統治下のタイ王国の首都アユタヤ。
現代に生きる女の子のゲートスラーンは交通事故に巻き込まれ300年以上さかのぼった過去にタイムスリップし、貴族女性であるガーラゲーットの体に乗り移ってしまった。
そして悪いことに、ガーラゲーットは甘やかされて育ったためか性根が曲がっており、2人の召使と養伯父以外は誰もが彼女を憎んでいた。婚約者のデーットでさえ彼女を憎み、婚約破棄を望む有様だった。
ガーラゲーットに乗り移ったゲートスラーンは、善行を重ねガーラゲーットの悪評を取り払うことで現代の世界に戻ることを望むが、その過程で彼女は次第に村全体から、そしてデーットから賛美と愛を享受するのであった。
- 放送局
- チャンネル3(33HD)
- 制作会社
- Broadcast Thai Television
- 放送期間
- 2018年2月21日~ 4月11日
- 分数×話数
- 150分 × 15話
- 監督
- パワット・パナンカシリ
- 脚本
- サンラヤー・スカニワット
- キャスト
- ラニー・キャンペーン
タナワット・ワッタナプティ
ルイス・スコット
パラマ・イムアノータイ
ガンネーラン・ワォンカチョングライ
スシラー・アンジリナー・ネンナー
- 受賞歴
- ・第10回ナタラジャ・アワード(2019)
最優秀ドラマ賞、最優秀主演女優賞、最優秀脚本賞、最優秀楽曲賞
・第33回TVゴールド・アワード(2019)
最優秀ドラマ賞、最優秀主演女優賞、最優秀脚本賞、 最優秀楽曲賞、最優秀監督賞、最優秀助演俳優賞