
一般社団法人 日本民間放送連盟 会長
早河 洋 HAYAKAWA HIROSHI
1951年に民間放送が誕生して以来、全国各地の民間放送は放送法の精神に則り、地域の人びととともに歩みを進め、民主主義の発展はもとより、経済や文化の振興、平和な社会の実現に寄与することを使命として活動してまいりました。ラジオ16社で発足した日本民間放送連盟は、2026年に創立75周年の節目の年を迎え、会員社は正会員・準会員あわせて207社となります。
デジタル技術、とりわけSNSや生成AIの急速な発展により、真偽の定かでない情報や他者の尊厳への配慮を欠いた発信に接することが日常になりつつあります。放送の重要な責務は、事実を多角的な視点から捉え、取材や調査により裏付けられた情報を伝えることによって、人びとの知る権利にこたえることです。
こうしたなか、民間放送は、人権意識やコンプライアンス、ガバナンスに関して、その信頼を大きく揺るがす問題に直面しました。民放連は「民間放送ガバナンス指針」の制定をはじめとする信頼回復のための取り組みを行い、会員各社は、社会から信頼されるガバナンスを確立するための歩みを着実に進めています。
民間放送が人びとの生活を豊かにする存在であり続けるために、放送を基盤としながらインターネットも活用し、社会や地域の隅々にまで確かな情報と豊かなコンテンツを届けるべく、一層努力していく所存です。
皆さまのご支援とご協力をお願いいたします。
(はやかわ・ひろし テレビ朝日 会長)